6. 優しくされるとすぐ好きになる
彼らはだいたい嫌われてしまうのが常です(当たり前です)。こんなとき、誰か一人でも社員の中に優しくしてくれる人(=ただただ話を聞いてくれる人)が現れると、一気にその人のことを信用してしまうというかわいい弱点を持っています。その社員からすると、こうなってしまえば割と自分の要求を強く主張できるようになります。「正直もう手がいっぱいで、これ以上の仕事をこなすのは難しいです」なんてことも、以前ならその発言は、イコール『死を意味する』ものだったのに、結構簡単に言えちゃうようになります。そして受け入れてくれるようになります。
7. 拒絶されたと感じやすく殻に閉じこもる性質がある
自分的に面白いことを言ったと思ったのに、瞳孔を動かすことなく、あからさまな苦笑いなんかをされたりしたら、完全に拒絶されたと思い込んでしまいます。また、会社を辞めた社員のことをボロッカスに言ってしまう特性も持っています。これは、「信じていたのにあいつは裏切った」という個人的な悲しみの果ての不器用な表現方法です。社長のこういう性質がだんだん分かってきたときに、社員は大抵『やるせない気持ち』になります。「ああ、あれもこれも全部おのれを守るがための威嚇だったのか」と。