矜持を持ち、本当の緊急時以外は多目的トイレを使用しない
ここからは余談のようになりますが、トイレには普通のトイレと多目的トイレが存在します。その設備と広さから、つい「空いているから使ってしまう」方も多いのではないでしょうか? しかし多目的トイレは、赤ちゃんがいる、車いすである、荷物がやたら多いなど、本来その「設備」を「必要」としている方が使用するものですから、緊急時以外の使用は避けるべきです。
一度でもギリギリでトイレに駆け込んだ経験のある方なら誰しも思ったことがあるはずです。
「空いててよかった」
その空いていた便座は、誰かが空けてくれていた便座なのです。同じように多目的トイレも、本当に必要な人がいつでも使えるようになるべく空けておくべきなのです。この「譲り合いの心」、そして「尻触れ合うのも多少の縁」とでも申しましょうか、ほんの少し気を使うだけで「空いててよかった」という何物にも変えられない気持ちは連鎖し、映画『ペイ・フォワード』のように果ては世の中に平和が訪れるのです。