駅、そして駅前商業ビルを起点に戦略を立てておく
都会で急な便意を催した時の便器セレクトの優先順位としては、まず駅なら駅のトイレ、それが無理なら駅前の商業ビルなどに足を向けるのが良いでしょう。余裕があれば途中でコンビニや喫茶店を覗いてみるのもよいかもしれません。
冒頭でも少しお話しましたが、これから都会で新生活を迎えられる方々におきましては、まずは最寄りの駅から通学路、勤務先など、どこにどんなトイレがあるのか、散歩がてら確認しておくと、「いざ鎌倉！」となった際、きっと助けになるはずです。
また、都内の各駅前にはだいたいパチンコ屋があります。入るのに抵抗がある方もいらっしゃるかも知れませんが、2F建てのパチンコ屋であれば、個室はだいたい上下2つ、運が良ければ4つ以上ある場合もあります。選択肢が多ければ、戦略の幅は広がります。
もし、トイレは駅という選択肢しか持っていなかった場合、それは麻雀でいうところの、裸単騎で待っていたら対面に5面待ちオープンリーチを仕掛けられたようなものです。要は絶望です。ですので、緊急手段としてパチンコ屋のトイレを借りるという選択肢は常に頭の中に置いてください。
備えあればなんとやら。事前の下調べが肝心
こうして失敗や成功を繰り返し都会の生活に慣れた頃には、困った時に駆け込めるお気に入りのマイ・トイレ・スポット・マップが出来上がってくるはずです。ここがダメならあそこ、あそこがダメならあのトイレと、思考が一本の線になり、面をなして便意を迎え撃てるようになります。
しかし、それに甘んじていると人は時として臭い目に遭ってしまいます。例えば、いつもいる地域から1駅離れただけで、あなたのトイレマップは白紙に戻ってしまいます。そして白紙のまま便意を迎えたら……想像するだに恐ろしいですね。ですから、見知らぬ場所に赴く際には食べログや何やらでおすすめスポットを検索する前に、グーグルマップなどを駆使してトイレがありそうな商業ビルを探すことから始めましょう。
