ここで分かり易い例え話をする。
森の中に美味しい林檎の木があるとする。その林檎を採りに行ったら、途中で毒蛇がいて、熊にもあった。林檎はとても美味しかったけれど、あの森はとても危険だからもう行くのはヤメにしよう。これが正しいネガティヴ思考である。
しかしポジティブ馬鹿は違う。まず林檎が美味しかった! って事以外を忘れる、もしくは危険だった事さえも楽しい思い出にしてしまう。「よし、また行こう!」と思ってしまう。
実際に僕は毒蛇に噛まれた事もあるし、熊に2回ほど出会って、一度は追い掛け回されて死ぬかもって思った事があるんだけど、その後の感想が「なんか楽しかった」だった本物のポジティブ馬鹿なので、本当に34歳まで生きれた事が奇跡の様に思えてくる。悲しいくらいにポジティブ。
なので、生存戦略としてのネガティヴ、自分の身を守るという事で自分の中にしっかりネガティヴを持っていた方が良い。これは歴史が物語っている事実なので、今の流行としてのポジティブに対してポジティブ馬鹿代表の僕は、警鐘を鳴らし続けたいと思う。ポジティブも限度が必要。用法用量を守るべき。
現代を生き抜く上で必要なポジティブ
と
危険を回避する為のネガティヴ
両方を合わせ持った、バランスの取れたネガポジ人間を目指して生きていくことが良いのかなと思う。
みなさんには、世の中に蔓延しているポジティブワードを真に受けずに、惑わされずに本能的なネガティヴな声に耳を傾け、命を大切に生きていって欲しいです。では。
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