• MV_1120x330
  • MV_1120x330

新米ママにおくる「ママ友のつくりかた」【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

結論

とにかく共通項を見出しやすい場所に行くことだ。
特に児童館や幼稚園などで開催される、同じ年齢の子を集めての会などに参加するのはオススメである。同じ地域の人が集まるから、普段の買い物どうしてる? なんて話をしたって場が持つ。くだらない、と思うかもしれないが、例えば高校や大学に入学した時を思い出してほしい。「どこ出身?」「サークル決めた?」なんていう小さな会話から友達になったケースはいくらでもある。そして、そういう会は初回から参加していれば、大概自己紹介などの時間も設けられているので、一気に基本プロフィールが集まる。「同じ年」「地元が近い」「服の好みが似ている」・・・話を聞いているうちに、話せそうだな、なんだか気が合いそうだな、という人が出てくるはずだ。そうなったらあとは行動あるのみ。皆、友達を求めてここに来ているのである。相手も同じ、恐れてはいけない。

もしくは、子どもが集まる場所へ定点観測的に出没するのもよいと思う。同じ公園に必ず行く。もう、主(ぬし)になるくらい行く。幼児はすごい。旧知の仲だろうが新参者だろうが、関係なく遊ぶ。そこに便乗して、子どもの遊び相手の親と仲良くなってしまおう、という作戦である。

そうするうちに、なんとなく気の合う3~4人のグループができている。ある程度仲良くなったら、そのグループで同じ体験を重ねていくことである。日時を決めてみんなで集まったり、時には動物園や水族館、イベントなどに出かけてもいい。カップルや家族もそうであるように、共通の思い出が増えれば、それだけ近い関係になる。気付いた時には、大切な「友」になっていることだろう。ちなみに、なぜ3~4人がいいか。これには理由があるのだが、長くなりそうなので、またいつか気が向いたら書くことにする。

どの世界でも人間関係は気を遣う。そんな中でも、無理しない自分でいさせてくれる友達を見つけて一緒に子育てに向き合えたら、毎日の生活はきっともっと楽しい。年も生まれも、育った環境も全然違う「ママ友」。30歳を過ぎ、子どもを持ってからもなお「親友」と呼べる存在に出会えるとは、私自身は想像もしていなかった。

気疲れする人間関係は長続きしない。辛い時には、距離を置けばいいじゃん、と私は思う。とにかく無理をしないで親も子も笑ってくつろげる関係を作ってみてください。

では、ママ友との年末恒例のカニ鍋会に向け、これよりわたくしは買い出しに行ってまいります! 良いお年を!

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP