慣れないスーツが自分に似合っているのかを常に気にしながら、なんとなくの流れで友達になってみた子と話したり、偉い人の話を聞いたりしながら初日は終わりました。大学ってこんなかんじなんだ、ちょっと疲れるんだな・・・と思ったのが正直な感想でした。
入学式翌日からは、大学中が「なにかのお祭りなのか?」と思うほど新入生をサークルに勧誘する“新勧”がはじまりました。
初日に偶然出会った女の子と2人で歩いていると、いろんなサークルの先輩たちが「うちこない!?」とガツガツ勧誘してきます。みな、部活やサークルのために超真剣です。ちなみに、新歓でたくさんの後輩を入部させる先輩は、普段から色々な人からモテまくっていました。まあ、つまりそういうことですよね。
そんな新歓真っ最中のお昼ごろ、人をかき分けながら進んでいるときに先輩3人に声をかけられました。
「ねえねえ、きみたち〇〇って興味ない!? うちのとこ、部員たくさんいて超楽しいよ~」
「そうそう!! 大学生活オレンジデイズにできるから! いやマジ」
「このままお茶会行くんだけどよかったら来なよ! さっき声かけたこの1年も来るしさ、一緒に」
3人組の先輩たちは、必死に新入メンバーを探しているらしく 【大学生活=オレンジデイズ】 という高校生の理想を売り文句にしてきました。まさにそんな王道中の王道の大学生活を思い描いていた私には、ちょっと心が揺らぐ宣伝でした。よくチョロいねって言われます。泣きたいです。
そんな先輩のうしろから、新宿スワンの登場人物を60%くらいマイルドにした男の子がひょっこりと顔を出し、私たち2人の前に現れました。
(※画像はかなりイメージです)
出典:「新宿スワン」公式サイト