他にもすげー役者さんだなぁと思ったのが、安藤サクラ。
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曲者コラムニストを演じているのですが、このイタさ尿結石級!! ああ、これはまぎれもない渋谷直角先生の作品だったと再認識しました。
どんな役をやってもハマる役者さんで、彼女がフレームに登場した途端、映画そのものが良作になりそうな予感を秘めています。
わからないよ。わからないけれど、なんか天才な気がする。物語では最終的にコーロキとくっつくのですが、可愛いんだかブスなんだかわからない顔立ちのおかげで、その展開も彼女ならありえてしまうという予感を中盤から漂わせてるのも見事だと思いました。原作にはない要素でもあったのですが「えーーー!!」とはなりませんでした。すごくしっくりきてしまった。とある要素が映画版には足されているからかもしれません。
ええ、盛大にネタバレしてます。
まぁネタバレしてても問題ない箇所なので、ご安心を!
お母さん、お子さんの目を塞いであげて!
とまあ色々言ってはおりますが、漫画ほど共感はしなかったものの、割と忠実に原作を描いているという印象を抱きました。
なんか、ほとんど漫画のままだなぁ。
そう思っていた矢先、突然その印象が一気に払拭されることになります。
映画版はは漫画版よりも圧倒的にエロいのです。
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とにかく妻夫木聡と水原希子のキスシーンが濃厚なんです。べろんべろんのペロンペロンのカックンクンなのです。
下唇から上唇までこれでもか!! というくらい舐めまわし、そんな二人の周りをこれでもかというくらいカメラがぐるぐると舐めまわり、もう妻夫木と水原とカメラマンの3Pガチンコキスバトル状態で、そこに今文章でどうにか参戦しようとしている私シーズン野田を含めて4Pレロレロ状態と煽ってしまうのはさすがに過言ではありますが、渋谷直角先生の絵柄ではとうてい到達できない直接的なエロスが、大根監督のお得意の童貞感覚によって再現され、あれま〜あれま〜と、それはそれは長いバクテリアの移し合いが数シーンに渡って繰り広げられるので、渋谷直角が次第に鋭角か鈍角になり、やがて角度が消滅し果てしない地平がどこまでも伸び続け「あれ、これいつ終わるんだろう?」とむしろこちらがもういいよと止めに入らなければならいような錯覚に陥り、渋谷錯覚に陥り、さっさと本番に突入せよと徐々にその前戯の長さに苛立ちすら覚え、キスが嫌いなディカプリオには到底無理であるという意味においてはハリウッドを凌駕し、我が子の目を覆う母の手も次第に緩み始めるほどに、長くて大胆なキスシーンなのです。
キスに触発され、つい一文が長くなってしまいました。
とは言いつつ「モテキ」の森山未來と長澤まさみのキスシーンの方がやけにいやらしく見えたのは、やっぱり妻夫木君がイケメンであり、キスまでに乗り越える壁が低いように感じたからかもしれません。まぁでも、なかなか大胆なキスシーンで感心しました。渋谷先生のゆるい絵柄の漫画だと正直まるでラブシーンには見えず、一切股間に訴えかけてこなかったので、というかむしろインポになりそうだったので、映画版の大胆さでなんとか正常に戻りそうです。
ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします!