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「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」全然スローじゃないスローライフの母

こいぬまちはる こいぬまちはる


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スローライフはどこにも見当たらない。

「好きな絵を仕事にできたのがよかった。夫は生活力がなくて、私が子供達と夫も養っていたの」

突然の旦那ディスり。ターシャのイメージ、変わってきた。最初よりもっと好き。突き抜けた生き方で超越した存在だったけれど、映画の彼女はちゃんと人間でした。その生き方ゆえにバッシングも多かったはず。それはテレビ版で長男のセスが「母の事を色々と言う人もいるけれど、母自身が幸せならそれでいい」とこぼした一言で察せます。

ターシャは「嫌な事は聞き流す」とは言っていたけれど、流すだけで忘れてはいないのかも。忘れていないけれど思い出さないだけ。

「好きに生きるべき」と言っていたけれど、それは好き勝手に生きるって事ではなく、揺るぎない信念と強い行動でのみ好きに生きることが出来る、という事かも。

彼女の言葉や生き方で、実践できる事は私にはないよ・・・と思っていた。彼女の生い立ちや歴史、話す言葉の抑揚やその立ち居振る舞いなど、言葉の本意が見えた時、彼女の示した英知を本当に受け取れた気がしました。

神のような存在でなく、あくまで普通の人だったターシャ。書籍だけではなく、映画で彼女を見ることができて本当に良かったです。

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