9. 『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』
キングスレイ・ウォード（2007年）新潮社
この本は就活本でもあり、実業家の息子の成長物語でもあり、社会で成功するための自己啓発書でもあります。林真理子さんの『野心のすすめ』が日本の若者への「喝！」だとしたら、カナダの実業家が息子のためにしたためたこの“手紙”の数々は実践的な「成功」に向けた教育本です。就職活動をする際、「この仕事がしたい」という気持ちより「企業に入社する」ことが目的化してしまう風潮に対し、「ビジョン」の必要性を訴えています。ビジョンを持つための一助として、おススメの一冊です。
10. 『既卒なんてこわくない』
秋庭洋（2012年）飛鳥新社
「おススメの就活本」10選で、この本を取り上げることは、かなり躊躇しました。タイトルが就職活動をしている皆さんにはあまりにも刺激的だからです。「既卒」。聞いただけで身が震える思いがしませんか？ ただ「新卒」を目指すみなさんこそ、この本を読んで欲しいと思っています。他の就活マニュアル本とは全く異なる独自の目線で就職活動について語られています。内定はもらったけど満足できない、そんな方にもおススメの一冊です。
まとめ
就職活動はこれまでの受験や学校の試験と違い、1人で人生を切り開ていく作業でもあります。そんな重要な事柄だからこそ「本」が助けになります。いわゆる「マニュアル本」だけではなく、さまざまな角度から就職活動を考えることのできる本は、きっとみなさんの就職活動をハッピーなものにしてくれるでしょう。
