7. 『就活生なら誰もが知りたい、だけど聞けない疑問に現職人事担当者が本音で回答する本』
就活生を応援する人事担当者の会（2012年）洋泉社
タイトルがとても長いですが、まさにタイトル通りの本です。就活生の素朴な疑問に、様々な業界の人事担当者が座談会形式で応えていくというもの。実際会社員となっても、人事部や経営層に近い部署にいないと自社がどんな採用活動を行っているか分からない。誰もが知りたい疑問に対し明快な回答が載っているので、会社説明会や面接の前に一読しておきたい一冊です。
8. 『野心のすすめ』
林真理子（2013年）講談社
直木賞作家、林真理子さんが講談社現代新書から出版した異色の書です。おそらく、最近の「モノを欲しがらない若者」に向けた著者なりのメッセージなのでしょうが、バーキンをたくさん買った、キャビンアテンダントとの結婚が良いなど、やや「バブル」の感覚が抜け切れていない部分もあります。ただ、著者は就職活動時、40社以上受けてすべて全滅。そこから成り上がってきたパワーは本書から伝わってきます。“さとり世代”などとも呼ばれる現代の就活生。うまくいかない時に「喝！」をくれる一冊です。
