5. 階段途中のビッグ・ノイズ(越谷オサム)
越谷オサム作品の中では2013年に上野樹里、松本潤主演で映画化された『陽だまり彼女』が一番人気かと思いますが、個人的にそちらよりもぜひオススメしたいのが青春爆発ロックンロール小説『階段途中のビッグ・ノイズ』です。
この物語は廃部寸前の軽音部が再起をかけて、文化祭でのライブを成功させるという割とありふれたストーリーなんですが・・・テンポのよいストーリー展開、キャラが立ちまくっている登場人物たち、そして読者の心を鷲掴みにするであろう青臭くも共感しまくる軽音部メンバーたちの葛藤の声など、非の打ち所のない内容となっています。読後の爽快感は夏にはもってこいの小説です。
今年の夏は読書でインドアライフを楽しもう!
まだまだ紹介したい文庫小説は山ほどありますが、今回はここまで。海や音楽フェスばかり行って「うぇ〜い」と騒ぐのもいいですが、今年の夏はお家に引きこもり静かなで刺激のあるインドアライフを楽しむのはいかがですか?