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夏に読みたくなる文庫小説5選

神えみし 神えみし


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3. 風の歌を聴け(村上春樹)

ネットで「夏 おすすめ 小説」と検索しても意外と名前が引っかからないこの小説。なぜだ。夏のおすすめ小説として村上春樹をあげることにタブーでもあるのかと疑ってしまうほど。
村上春樹のデビュー作ではあるが春樹節は健在。ストーリーは一人の青年と友人の「鼠」の淡い青春生活を淡々と描いているだけ。ストーリーとしての起伏はかけているのになぜかページをめくる手が止まりません。タイトル通り風を感じられる、夏にはおすすめの小説です。(それにしても村上春樹の暑い日の汗の表現は自分の肌からも汗が吹き出てくんじゃないかというくらいリアルで嫌な気分にさせてくれますよね)

4. 虹色ほたる-永遠の夏休み(川口雅幸)

主人公ユウタ少年の一生忘れられない夏休みをノスタルジックにそして切なくも暖かく描いた小説です。

こちらの作品は児童小説に分類されているようですが、大人が読んでも十分に楽しめる極上のファンタジー小説となっています。てゆーか、子供より、大人が読んだ方が童心を思い出して、より一層楽しめます。そして、泣いてしまうかも・・・。

文庫版は上・下巻に分かれていますが上巻を読み終えればすぐに下巻に手を出したくなるのでいっぺんに両方購入しておくことをオススメします。

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