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【元育児書編集者が選ぶ】おすすめ育児書ランキングBEST10

トゥルーテル美紗子 トゥルーテル美紗子


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8位 0歳児がことばを獲得するとき―行動学からのアプローチ

「赤ちゃんは何でもわかっている」ことをさらに詳しく知りたいなら、こちらの本もおすすめです。チンパンジーなど霊長類の研究者として知られる正高信男先生が、ニホンザルと比較しながらヒトの音声発達のプロセスをひもとく一冊です。

個人的には、「言語獲得の第一歩は、生まれたときではなく受精の瞬間に始まっている」という内容が衝撃的でした。「妊娠中から赤ちゃんに語りかけるといいですよ」とはよく聞きますが、胎児のときによく語りかけられていた赤ちゃんほど、最初のことばが出るのが早いことを実験によって証明しています。サルとヒト(それも日本人だけでなく中国人やカナダ人など)で行った実験がたくさん載っていて興味深いです。

 

7位 赤ちゃんあそぼ!―0~2歳のふれあいあそび

ではその「わかっている」赤ちゃんと具体的にどう触れ合うのか。その実例をたっぷり提示してくれるのがこの本です。著者の巷野悟郎先生と植松紀子先生は、長年第一線で親子を見てきた大ベテラン。だから本当に子どもが喜ぶあそびをよくご存じなのでしょう(世の中には、子どもが喜ぶあそびと親が喜ぶあそびがあります)。

昔こんなことして遊んでもらったなぁと懐かしく感じたり、うろ覚えの歌遊びが本当はこんな歌詞だったのか、と発見できたり。郷愁にひたれる本でもあります。

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