あなたはコンテンツを持っていますか?
誘われたランチや飲み会で相手に合わせて話に付き合い、やや退屈を感じながらもいつかは意味ある話題に変わるとだろうと期待していると、時間がだんだん経過していきそのまま終わり、という経験を何度か繰り返した。
特に会社付き合いの飲み会というのは、おおかた上司のグチや社内の人事異動や噂話、せいぜい日本の景気とスポーツの話題くらいである。また、学生時代の友人との久しぶりの再会に気持ちを高ぶらせたものの、意外なほど話がつまらなく「アレこんな奴だったっけ」と記憶をたどった経験は皆さんにもあるだろう。
つまり、コンテンツを持たない人との時間はムダに終わる、というのが最近の持論だ。コンテンツというのは自分の手で直接手がけて生み出している、何らかの製品やサービスや機会や文化のことだ。サラリーマンや事業主かどうかは関係なく、コンテンツを生み出す主体である人の話には、いくつかの共通点がある。