意識高すぎる就活セミナーに冷やかしに行ってみた。内定してもまだゴールじゃないらしい(笑)

街クリ編集部 街クリ編集部


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「内定がゴールだと思ってない? ~元電通 VS 元リクルート 社長対談~」

って・・・。

電通とかリクルートみたいな超勝ち組企業に入っても全然終わりじゃないの?

じゃあ一体ゴールってどこなんだ。

内定とったら、髪染めて残りの学生生活を満喫して、入社したらあとは定年まで自動エスカレーターじゃないの?

6月も後半にさしかかり、ぼちぼちと内定が出始めている就活生のみなさんは、まさにこんな心理でしょうか。金融・商社など、大手から内定をもらえば、早々に就活を終わらせてしまう方も結構いるのではないでしょうか。

「やった! みんなが知ってるこの企業から内定をもらった!」「みんなにも自慢できる!」

でも、先ほど書いた通り、どんなに良いと言われる企業の内定を取っても、まだまだゴールじゃないらしいんです。

まじか。

さて、申し遅れました。ちなみに僕は、就活生じゃありません。3年前、真っ黒のスーツと真っ白の無個性シャツを着て就活をし「私は、学生時代にサークルで副リーダーを務め・・・」「私は、潤滑油のような人間です!!!」「御社が第一志望です!!」を繰り返し、結果、とある信託銀行に入社した、薫と言います。入社後、信託銀行の本店で関東甲信越の金融機関法人を担当し、各県を回りながら資産運用と新規開拓の営業を行っていました。

で、入社から2年経った4月に、会社を辞めてきました。会社が辛かったわけではありません。つまらなかったわけでもありません。金融機関への営業の経験は、ゆとり文学部だった僕にとって、マーケットの知識やロジカルな思考、人を説得する方法等、様々なことを学べるかけがえのないものでした。

一方で、ある日、仲の良い友人と話していたら「もっと世の中をおもしろくしたい!」という話になり(ザックリとしすぎ)「あれ? おれら、もっとやりたいことがあるんじゃない?」「この会社での働き方は自分に合ってないんじゃない?」ということになり、「もっと自分たちでものを生み出していきたい!!」と決意するに至りました。

で、辞めちゃいました。

これにより「ニート・薫」の誕生です。

ニート・薫は、その友人と共に「面白い会社」を作るため(ザックリとしすぎ)、ものを考えては話す、という日々をなんとなく過ごしていました。

今日は何をしようかなあ、何が面白いかなあ、とはいえ将来が不安だなあ、なんて考えていたある朝、ネットサーフィンをしていたらふとこのセミナーを見つけました。

【第2回概要】
内定がゴールだと思ってない?〜元電通 vs 元リクルート 社長対談〜

「働きかた」について思考する学校 ハタガク、第2回目のゲストはKAIZENの須藤憲司氏。新卒でリクルート入社、史上最年少役員に登りつめ、シリコンバレーでKAIZEN platform Inc.を起業、米国と日本で事業展開中の社長です。

内定はゴールではなく、スタート地点。須藤さんと、角ハイボールの仕掛け人 dofの齋藤太郎(元電通)が、内定から入社までにしておくべき経験や、圧倒的に活躍する社員になるためにできることを参加者のみなさんと考えます。「生き方」で仕事を選べば、10年後が楽しい。就活の先にある未来について考えよう!

 

やばそう

それが、最初に見た感想でした。

学生時代に電通のクリエイティブインターンに参加し、にわかに広告業界の概要・内情やその大変さを分かっているつもりだった自分にとっては、dofの齋藤さんのバイタリティの底知れなさは、プロフィールを見ただけで分かりました。


齋藤太郎 社長

株式会社dof 代表取締役社長
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)卒。株式会社電通入社後、テレビ局、営業局を経て、05年にコミュニケーション・デザインを生業とする、株式会社dofを設立。製品開発から、マーケティング戦略立案、メディアプランニング、クリエイティブの最終アウトプットに至るまで、コミュニケーションの川上から川下まで「課題解決」を主眼とした提案を得意とする。幅広い人脈を生かしてのプロデュース力、実現力にも定評があり、最近では海外案件にも精力的に取り組んでいる。サントリー「ザ・モルツ」「角ハイボール」「トリスハイボール」「知多」「山崎」「白州」「響 Japanese Harmony」、資生堂「エリクシール」コーポレートスローガン「一瞬も 一生も 美しく」「専科」、永谷園「生姜部」、JR東日本「新青森キャンペーン」「SUICA」、KDDI「au」、日本テレビ「見たい、が世界を変えていく。」、江崎グリコ「プリッツ」、J!NS、King Japan「キャンディクラッシュ」「キャンディソーダ」などを手がける。

 
こんなん絶対やばい。

“コミュニケーションの「川上から川下まで」を提案する”って、川べりで泳いだだけでヒイヒイ言っていた自分では脳が5つくらいあっても絶対足りない。

で、今回の対談相手はこちら。


須藤憲司 氏

Kaizen Platform, Inc. Co-founder & CEO
2003年に早稲田大学を卒業後、株式会社リクルートに入社、同社のマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、アドオプティマイゼーション推進室を立ち上げ、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ執行役員として活躍。その後、2013年にKaizen Platform, Inc.を米国で創業。現在はサンフランシスコと東京の2拠点で事業を展開。Webサイト改善を簡単に計画・実行できるオンラインソフトウェアと、5,000名を超えるWebデザインの専門家(グロースハッカー)から改善案を集められるサービスから成るUI改善プラットフォーム「Kaizen Platform」を提供。エンジニアやデザイナーがいなくても実現出来るWebの継続的な改善が市場に受け入れられ、すでに大手企業250社、40カ国3,000カスタマーで活用されている。

 
いや、もうふざけんなよ。どんだけやばい人世の中にいるんだよ。

爆速で変わる時代の流れに合わせてビジネスモデル・コミュニケーションを変え、未だに成長が止まらない巨人企業・リクルートで新規事業開発をして、その後最年少で執行役員!? リクルートは、僕の知り合いでも何人か入社しましたが、みんな「いつか起業する」or「学生時代に起業してた→また将来する」みたいな優秀な人ばかりでした。その中で着実に成果を上げ、最年少で執行役員になるって・・・。

やっぱり自分じゃ脳が5つあっても足りない(合計10個)。

こんな人たちの話を聞いたら、なんとなく過ごしているだけの自分は絶対に逃げたくなる・・・と感じました。しかし同時に、この「内定がゴールだと思ってない?」という言葉から、2年会社に勤め、これからまた新しく動き出そうとする自分にとって参考・刺激になるであろうことはすぐに分かりました。

逃げたいけれど、ここで自ら心を鬼にして話を聞いておかないと絶対に後悔する。

そう思い、なんとかセミナーにたどり着きました。逃げようとする足を抑えながら、なんとかセミナーを聞いてきました。
 

・・・やっぱりめちゃくちゃ逃げたくなりました。

だけど、本当にものすごく刺激になりました。

これ、もっと多くの若者・就活生が聞くべき。

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以下、「やばい逃げたい」と思ったポイントです。

「やばい逃げたい」ポイント①
就活セミナーかと思って行ったら、全然違った

全然就活のセミナーじゃなかった。就職活動の話なんか、本当に一ミリもなかった。対談されたお二方が「元電通であること」と「元リクルートであること」すら、もはや小さなことだった。何を伝えたい、とか何を学んで欲しい、みたいな説教じみた話ですらなかった。お二方のこれまでの経験とか、考えてきたことを聞いて、好きなように感じなさい、そこからどう動くかは自分次第だ、くらいのスタンスだった。

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「やばい逃げたい」ポイント②
内定はゴールじゃない。「就職した企業で、何をするか」

齋藤さん・須藤さんのお二方は、一流企業と言われる有名企業に入社されたけれど、それだけでは終わらず、その企業の中で様々な苦労・経験をされたすごい方々だった。失敗してからはい上がる根性や、なんとかしてやろう、上手くいかせてやろうという精神で頑張ってきたからこそ、誰もがビビる経歴を積むことになったのだろうと感じた。

「やばい逃げたい」ポイント③
状況が厳しい時ほど、より厳しいことを求めちゃう

この考え方は、齋藤さん・須藤さん、そして観覧者として参加されていた電通の国見さん、igniteの笠松さん、みなさんの共通事項だった。

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須藤さんがリクルート時代に上司から言われた「空気薄いだろ? 苦しいだろ? 寝れないだろ? それが仕事だよ」という言葉通り、大変・辛い・難しいことをすることこそ、やりがいのある仕事なんだそうだ。仕事ができる人は、やりがいを持って仕事に望むことで辛いことも乗り越え、楽しさに変えている。まるで、台風が来る前のワクワク感のようだとか。最近では「空気が薄いことはあるけど、苦しくはなくなってきた。だからもっと大変なことを求めてしまう」んだとか。恐ろしい・・・。

「やばい逃げたい」ポイント④
絶対に、妥協しない

須藤さん
関わった人が倒産してしまったり、うまくいかなかった時、もっと自分がうまくやることができたんじゃないか、何か変えることができたんじゃないか、と情けなくなる。そうならない為に、自分が関わる仕事は絶対に妥協しない。ここで悪い方向に行ったらもう元に戻せなくなるのでは、というレールの分かれ道みたいなものがあって、そこで悪い方向に行かぬようにする洞察力・力には自負がある。

きっと僕ら一人一人にも「あそこが人生の分かれ道だった」という瞬間が少なからずあると思うが、そんな瞬間を一体いくつ乗り越えれば同じような洞察力・危機回避能力が身につくのだろうか。相手が個人であっても会社であったとしても、そんな洞察力を備えた人がパートナーとしていてくれればとても心強いことだろう。自分も、同じような視野を身に付けたいと感じた。

「やばい逃げたい」ポイント⑤
やりがいを持って仕事しているか。毎日ワクワクしているか。頭を使った仕事をしているか。生き生きとしているか

会社という組織では、期末や賞与のタイミング等で自身の評価がされることがあるが、そういった評価はある時点の断面を切り取っただけのものでしかない。本当に大事なのは、やりがいを持って仕事すること、毎日ワクワクしていること、頭を使っていること、生き生きと仕事をしていること。そのように生きることができているかが重要。

一方、仕事が苦しい時(面白くない時)=その面白さに気づいていない時(気づくほどその仕事を理解できていない時)とのこと。常に生き生きと仕事をできるよう、自らを振り返り改善していく心構えが必要なんだと感じた。何よりも、こんなすごい経歴を持っている方々も、楽しそうに生き生きと仕事をされているという事実が、僕らにがむしゃらに働く勇気をくれる気がした。

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「やばい逃げたい」ポイント⑥
各人のアイデアを飛ばす方法がすごい。考えている量が尋常じゃない

齋藤さん
言語化することが大事。なんで面白いのか、面白くないのか。それはなんでなのか。どうやったらより面白くなるのかなど、言語化すること。言語化してストックすること。話し合うこと。

須藤さん
自分は瞬発力というよりは、事前にむちゃくちゃ考えるタイプ。思考を掘りまくってストックしておく。そこから随時引き出していく。

電通・国見さん
極力情報量を減らす。本質に戻る。「そもそもなんでこれって必要なんだっけ?」というところまで戻る。それでもジャンプが足りない時は、全く関係のない言葉と無理やりくっつけてみる。

ignite・笠松さん
なんでだろう、と何に対してもひたすら疑問を持つこと。街中を歩いていても「何故ハトは飛べるのにおれは飛べないんだろう」と考えるくらい。

アイデアの飛ばし方はそれぞれですが、前提として「むちゃくちゃ考えまくっている」という共通点がありました。まだまだ自分にはこれが足りてない。どんなに忙しくても、思考をもっと掘らなきゃいけない。

「やばい逃げたい」ポイント⑦
自分が本当に良いと思ったことをやる。

自分がワクワクしながら、生き生きと仕事をするために、自分が本当に良いと思ったことをするとのこと。どうしてもお金が絡んで来ると、好きでないこと・正しくない案件も舞い込んで来るが、それでもあくまで自分の気持ちと、正しさを追求する姿勢を持つ大切さを教わった。

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以上、このセミナーで特に「やばい逃げたい」と思ったポイントを記載しました。

本当にやばい。自分甘すぎる。逃げたい。

逃げたい。

逃げたい。

逃げる。
 

・・・と、心では思っているのに、気づいたらハタガク/dofのインターンに申し込んでいる自分がいました。

こんなすごい方々と比べたら、自分なんか本当にちっぽけです。思考力も実現力もアイデアでも何一つ勝てない。でも、いつかこの方々のようにならなきゃいけない。今は絶対に勝てない人たちを見て、将来絶対追いついてやる、そのために頑張ってやる、という気持ちを持つことができました。

今後も、ハタガクはまた色々な形で随時実施されるようです。きっと、若者が今聞いておかなければならないお話が聞けると思います。

最後に余談ですが、就活のとき、「尊敬する人は?」と聞かれたらみなさんは誰の話をしているでしょうか。本当に尊敬する人であれば良いのですが、「就活用に無理やりひねり出した人物」ではないでしょうか?

人生において、本当に尊敬できる人、追いかけたい人が一人いるというのは、人生を歩む上で大きな意味を持ってきます。

内定はゴールではない。入った会社で何をするか、どんな人になりたいか、という指標となる人を今のうちに見つけておくことは大切です。

その一人に出会うことができるかもしれないハタガク、一度足を運んでみることをお勧めします。

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