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日本語と英語で別人格になれるメール術

ユーコ・ノラ ユーコ・ノラ


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日本語と英語を話せる人というのは、この時代珍しいことではなくなりました。
こんな私も、一応夫が英語圏の人間だということもあり、日常的に英語を使う機会があります。

まずは「喋り」を考えてみる

「あの人の英語はペラペラだな」とか
「この人は日本語を使っている時と英語を使っている時では性格が違うな」

というような感覚を覚えたことのある人は多いでしょう。

みなさんもご存知だと思いますが、よく言われるのは、言語の持つ性質が英語と日本語とでは真逆だから必然的にそうなると言われることも多いです。

(英語)結論→詳細
(日本語)詳細→結論

両者はそもそも「文章の組み立て方」が違うので、英語を話していると“白黒はっきり”した性格になり、日本語を話していると“良くも悪くも曖昧”、つまり最後まで聞かないとオチが分からない性格になると、簡単に分けるとそういうことになります。

だからこそ私は奥行きのある言語だと思うのですが、まあ、とにかく性質が違います。

喋りがうまい人の特徴

・音をとるのがうまい・声が通る
・カメレオン体質(文化や習慣を受け入れる、感化されやすい)
・空気を保てる人

「会話はキャッチボール」と称されるように、会話というのは単純に言葉と言葉を投げつけ合うだけのものではありません。その空間すべてが会話です。

相手と自分の「時間の余白」の使い方、相槌のタイミング、ジェスチャー、音色、もちろんアクセントや発音。これら全てがお互いにガッチリ噛み合うと、とても心地よい会話を楽しめます。

どの言語にも関わらずこれは共通で、「コミュニケーション能力」と言ったほうがしっくりきます。

ある日自分にも「別人格」が発動した

使う言語で凄まじく人格が変わる人もいれば、例えば私のように、日本語と英語でさほど違いを感じないという人もいると思います。

そうなのですが、ただ一度だけ、自分にも「別人格」になる瞬間があることに気づき、あごが外れるほど驚いたことがあります。それは、夫と喧嘩をした時のこと。

怒ることはあっても、いわゆる「キレる」ことがなかった私の人生。

怒鳴り散らすなんてもってのほか、どちらかといえば絶対れい度の表情で、その場を静かに去り、足跡を氷漬けにしていくくらいのものでした。しかしどうでしょう。

(英語で)喧嘩をし始めた瞬間に、これまで聞いたことのないトーンと形相でまくし立てる自分がいたのです。

おそらく、これが言語の持つ性質にまんまと踊らされた瞬間だったように思います。

私にとって、日本語のような「カタカタとした音を持つ言語」と、英語の「音と音が繋がっている言語」とでは、明らかに「怒り」を「音」として口に出しやすいのは後者のほうでした。

※もしかしたら標準語ではなく地元の方言が通じる相手だったならもしくは・・・とも思いますが、彼には難しい方言は通じません。

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