ルール3:メニューは菜食主義者に従うべき
ドイツは10人に1人がベジタリアンかヴィーガンの菜食主義者であるという記事を書いたが、当然、ホームパーティーの時であってもそれは変わらない。彼らのライフスタイルであり、思想なのだからそこを尊重すべきだ。
しかし、客人の好き嫌いやアレルギーを確認するぐらいは日本でも当然のようにすることであるが、菜食主義の場合、肉、魚だけなく、動物性のものは全てNGという人もいる。そのため、シェフの役割はとても大変である。実際、筆者も良く分かっていない時にポテトサラダにベーコンを入れてしまったり、ドイツ人の友人がベジタリアンだということを確認をしておらず、急きょメニューを変更したりした。こういった失敗を繰り返しながらホームパーティーマニアになっていけるのかもしれないが、そんなところは目指していないし、何よりシンプルなのは、菜食主義者がシェフであれば何の問題もない。
肉も魚も食べれないのかあ・・・と思いがちだが、菜食主義の人たちは料理上手な人ばかりである。
肉などなくても充分に満足出来る創作料理を振る舞ってもらえる。
しかも、有機野菜など素材にもこだわっているため、レストランよりおいしいと言っても過言ではない。
筆者は肉食であり、ベルリンへ来るまで、菜食主義向けの料理を食べたことがなかった。しかし、実際口にすると、素材の良さが分かる味がして、感動さえ覚えるのだ。口から入れるものが如何に大事かを、アットホームなホームパーティーで再確認出来てしまい、機会があれば是非ともヴィーガンシェフに料理を学んでみたいと思っている。