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ベルリンでは外食よりホームパーティーが熱い!

宮沢香奈 宮沢香奈


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ルール1:主催者宅が会場であり、シェフが基本スタイル

日本にもホームパーティーを行う風習はある。アクセスが便利で比較的広い部屋に住んでいる人の家か、人を良く招き入れている家といった言わば、条件重視で決めることが多い。集合時間を決めて、みんなでスーパーに買い出しに行き、材料やお酒などを購入し、参加者全員で手伝いながら料理を作り、出来上がったらみんなで乾杯して、そこからパーティースタートとなる。

宅配ピザを頼んだり、出来合いのものを買って来て簡単に済ませる場合もある。筆者の場合、学生時代はお金の掛からないこのパターンばかりだったことを思い出す。

ベルリンの場合は、まず、企画した主催者宅が会場となり、シェフとなるのが基本スタイル。そして、招かれた客人たちは、お酒やデザートなどを持参し、料理が出来るのを飲んだり、談笑しながら待つ。女性が多い場合には、料理補助に入る場合もあるが、基本シェフは主催者1人で、前菜からメインまでフル稼働である。

そして、何より違うのが、客人を迎え入れる体制がいつでも整えておける環境にあるということ。部屋が広く、インテリアへこだわっている人が多く、DIYで家具まで作っている人もいる。料理好きの人なら自ずとキッチンスペースやグッズにも凝っているため、自宅でありながらどこかのオシャレなカフェの様なオシャレな空間で食事をすることが出来る。

ベルリンには、100年以上経った歴史ある建物のリノベーションアパートメントが多く、外観も内観もそれぞれ違う雰囲気を持ったとても魅力的な建築物が多い。こんな環境にいたら人を呼んで、見せびらかしたくなる気持ちも分かる。招かれる側もどんな家に住んでいるのだろう? と興味津々でやってくる。

筆者が東京に住んでいた頃は、外食ばかりで、人を招いたり、招かれたりすることが少なかったが、都心に暮らす忙しい人たちは同じ様な状況の人が多かったのではないだろうか? ベルリンへ来てからは、ほとんど自炊をしていなかったのに、毎日料理をすることが楽しくなり、インテリアにこだわりたくなる。これぞベルリンマジックなのかもしれない。

環境の変化とは、心境の変化でもあるのだと実感している。是非とも海外に滞在する際には、Airbnbで理想のアパートメントを借りて、ローカル気分を味わいながらホームパーティー体験をして欲しい。そこから何か発見があるかもしれない。

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