そもそも、映画でも上手くいかないのに現実世界で上手くいくわけがないじゃないか
そもそも現実世界はもとより、映画のなかですら仕事は上手くいきませんし、好きなこともできません。
「ハイ・フィデリティ」は、主人公のロブ・ゴードン(ジョン・キューザック)が好きでレコードショップを経営していたら、バイトで週3で雇ったバリー(ジャック・ブラック)が毎日勝手に来るようになってウザいわ、万引き小僧の対処をしなけりゃいけないわ、個人商店じゃ将来不安だわというお話でした。
出典:“High Fidelity (2000)” Theatrical Trailer
「プラダを着た悪魔」は、憧れの職業に就いたアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)が鬼編集長から鬼理不尽な目に遭う話でした。そういえばアメリカ版ヴォーグの編集長、アナ・ウィンターを追った「ファッションが教えてくれること」というドキュメンタリーもありますが、こちらも映画より恐ろしい編集長の鬼要求が見られる秀作です。
出典:IMDb
「オデッセイ」は、宇宙飛行士として火星に降り立ったマーク・ワトニー(マット・デイモン)が現地に置き去りにされる話でした。植物学者であり、ジャガイモ量産スキルを保持していたお陰で助かったのは幸運でしたね。デザイナーとかライターだったら確実に死んでいましたよ。
出典:IMDb
「魔女の宅急便」だって、せっかく駆け出しの魔女になったのに生活のために運び屋にジョブチェンジした少女の葛藤を描いていましたね。キキ、本当はもっと魔女っぽいことをやりたかったと思うんですよ。しかし、食うためには仕方がない。それなりに楽しく、善き人との出会いもありましたが、ニシンのパイ事件に関してはとんでもない外道が出てきたのを覚えています。
出典:IMDb