地獄の黙示録
「地獄の黙示録」はフランシス・フォード・コッポラが監督した1979年公開のアメリカ映画です。原作はジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』。
ブレードランナーがSF映画の金字塔ならば、こちらは戦争映画の金字塔。人間の闇はもちろんのこと、「物を作るのはこんなに大変なことなのか」と制作スタッフの闇も感じられる点でも、ものづくりに携わる人は必見の一作です。
こちらも会話の最中に「地獄の黙･･･」と最後まで言い終わらないうちにおもむろに立ち上がり「ベトコンはサーフィンをせん！」と拳を握りしめて叫んでください。「朝に嗅ぐナパーム弾の匂いは最高だ」でも問題ありません。もし問題があるとすれば敬語ではないことくらいですので、「ベトコンはサーフィンをしませんよね」「朝に嗅ぐナパーム弾の匂いは最高ですよね」と丁寧に気持ちを伝えるようにしましょう。
ゴッドファーザー
「ゴッドファーザー」はフランシス・フォード・コッポラが監督した1972年公開のアメリカ映画です。原作はマリオ・プーゾの『ゴッドファーザー』。
全部で3作あり、現在ではかなり「長い映画」の部類に入るかとは思いますが、ぜひすべて観てください。この作品を足がかりに、他のマフィア映画を掘ってみるのもおすすめです。
新人のうちは「何か言わなきゃ･･･」とつい焦ってしまいがちですが、「ゴッドファーザー」という単語が出た場合は安心してください。あなたは口を閉ざし、目を見開いていれば何も問題ありません。上司はあなたの忠誠心に心を打たれるはずです。
時計じかけのオレンジ
「時計じかけのオレンジ」はスタンリー・キューブリックが監督した1971年公開のアメリカ映画です。原作はアンソニー・バージェスの『時計じかけのオレンジ』。
アルトラが爆発し、ガディワッツにガンガン響き、マレンキーヘアがごっそり逆立つほどの興奮と、花山椒のようにガリッガリとした風刺のスパイスが味わえることでしょう。ああ、この作品をはじめて観ることができるなんて羨ましい限りです。
映画を観ていなくとも、基本的にこの話になったとき、上司に何か言われたら「ハイ・ハイ・ゼア！」とか「ライティ・ライト」とか「そのアイデア、最高にホラーショウです！」とか言っておけば一目置かれるはずです。
本作に出てくる若者言葉、「ナッドサット語」につきましては、手前味噌ですがこちらが詳しいのでご参照ください。
言語学者が生み出した若者言葉〜明日から使えるナッドサット語〜
