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【麻雀思考法】麻雀がビジネスにもたらすメリット7個

加藤広大 加藤広大


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1. 相手の性格が分かるようになる

麻雀はよく「本当の性格が出る」と言われる競技です。その真偽のほどは定かではありませんが、個人的にはあながち間違いではないと考えています。特に面白いのが「その人のプレイは普段抱いているイメージの真逆である」場合が多いということです。

清廉潔白で不正を見逃さないような人が、モロ引っ掛けや三味線を多用してきたり、普段は自信たっぷりで声も大きい人が、リーチ者に対して即オリする、鳴きに対して異様に警戒するなど、悪く言えばビビりすぎ、良く言えば繊細な打ち回しをするなど、「この人、本当はこんな人だったのか」と東三局には判明します。もちろん、普段の性格通りの打ち方をする人もいますが、その人の本来持っている、隠された性格が表に出てしまうのが麻雀なのです。

これはいろんな相手と打つほど自分の中で情報が蓄積されていきますので、数をこなせば仕事でも役に立ちます。たとえば、「この人は周りからこういうイメージを持たれているけど、おそらく麻雀を打ったらこんな打ち方をするだろうな」と考えた時、その考えは大きく外れていない場合が多いのです。

これを麻雀ではなく仕事に置き換えれば、豪放磊落に見えて実は繊細そうな人には、勢いで何かを提案するだけではなく、ディテールも加えながら不安点を取り除いてプレゼンするなど、対策を立てることができるのです。

【補足】

  • モロ引っ掛け
    引っ掛かる方が悪いのだが引っ掛けた本人が悪者扱いされる戦術。多くの場合は引っ掛かって怒っている方が心の汚れている場合が多い。
  • 三味線
    真偽の判らない情報を相手に流して混乱させる行為。マナー違反として死後裁きに遭う。
  • リーチ
    自分が和了(あが)る準備ができたと高らかに知らせる行為。「リーチ」としっかり発声し、宣言牌を横向きに捨て、リーチ棒(1,000点)を置かないと死後裁きに遭う。
  • 東三局
    「結構最初の方と思いきや、実は中盤に差し掛かっている頃」の意味。
  • 即オリ
    リーチをかけられた時など、すぐに和了られなさそうな安全牌を切って場を回していく行為。安全だと思っているとマークしている以外の他家(自分以外のプレイヤー)から裁きに遭う。

2. ハッタリが上手にかませるようになる

人生はハッタリをかます必要があるシーンに何度も出くわします。そして、ハッタリがばれてどえらいことになる場合も多々あります。が、麻雀を数多く打つことにより、そのハッタリをなるべく見破られない力が身に付きます。これはポーカーでも同様ですね。

普段慎重に打っている人ならば、相手のリーチや染め手に対して強気に打っていくことにより、相手のオリを誘発することもできます。また、逆ハッタリとして普段何が何でもテンパったらリーチするような人ならば、弱気を演出したり、闇聴(やみてん)することにより、相手のマークを外すことも可能です。

これはそのまま仕事にも活かせるでしょう。上述した相手の性格を考慮しながら、効果的なハッタリを考えると更なる効果を生み出せます。

しかし相手の手もありますし、なかなか上手くいかない場合もあります。捨て牌で国士無双を派手に演出し、少し考えて字牌を切り出し聴牌間近をアピールしていたら、対面が捨てた字牌を暗刻で抱えていた。なんてこともよくあります。これは簡単にバレてしまうハッタリの一例ですが、どうやったらバレないのか? 相手からはどう見えているのか? と、場数を踏んで考えることにより、麻雀でも現実でも、より良いハッタリをかませるようになります。

【補足】

  • 闇聴
    闇属性の聴牌。和了れる状況でリーチをかけずに待っていること。煙草を吸いはじめたり、大物手で手が震える、いきなり饒舌になるなど、挙動不審になってバレる人も多い。
  • 捨て牌で国士無双を派手に演出し、少し考えて字牌を切り出し聴牌間近をアピールしていたら、対面が捨てた字牌を暗刻で抱えていた。
    ちょっとした喜劇の意味。
  • 暗刻
    同じ牌を3枚持っていること。2枚は対子、4枚は槓子、5枚はイカサマ。

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