病院を出てすぐ、幼稚園に連絡をした。そして、除菌用のアルコールスプレーと手ピカジェルを購入し、帰宅の途についた。息子に目薬を入れ、手洗い。歯磨きをして、手洗い。うっかり触れてしまったら、また手洗い。時折自分の目がかゆくなると、「心頭滅却すれば目もまた痒くなし」と言い聞かせ、絶対に触らない。妹と接触しそうになったら、すぐに引き離し、お互いが個別に遊べるよう工夫をする。もう数えきれないくらい手洗いをして、数えきれないくらい手ピカジェルをし、ドアノブ、テーブル、トイレ、冷蔵庫の取っ手・・・子どもたちが触りそうなところをアルコール除菌をして回った。私は結膜炎ではないけれど、同じくらい血眼だったのでは、と思う。
頼む！なんとか誰にもうつらないでくれ！ ここで完結させてくれ！！
2日後の朝。また泣き声が聞こえた。流行り目って、なかなか良くならないものだな～と、朝ごはんを作る手を止め、寝室に向かう。すると・・・今度は娘が、お岩さんになっていた・・・。
「うわ～～～～～～～～～～」
叫ぶ、というよりは、溜息に近い「うわ～」が出た。
インフルエンザや風邪の脅威と戦う秋冬。それを乗り越えて、やれやれようやくいい季節だと思っていたのに、夏は夏でまた色々あるのだな・・・。戦う母さん 流行り目編は、まだまだ終わりが見えない。
