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闘う母さん 流行り目編【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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目の病気が疑われるときは、とにかく目に触れないこと。触らなくてはならないときはなるべく無菌状態のもので。これは、結婚式の1か月前にものもらいになり、披露宴当日もまだ治らなかった、という過去の自分自身の経験に基づく。初動を誤ってはいけない。薬箱の奥から清浄綿を取り出し、右目、左目、それぞれをきれいにふき取る。ようやく目が見えるようになった息子は、パニック状態からようやく脱した。そして、いつものようにご飯を食べさせ、とにかく病院へ急ぐ。その間も、彼が触ったものに触れた後は石鹸で手洗い。気を抜くことはできない。

 

平日の朝一番。眼科はすぐに順番がきた。そして、先生は息子の目を見るや否や、「幼稚園、休んでおこっか」と言った。「先生、これって・・・」「う~ん、熱はないよね。流行り目かな。妹ちゃんとか、お父さんお母さんも、うつらないように気を付けて。タオルは別々。お風呂はやめとこ。手洗いしっかり。ボク、目はこすらないでね。赤みが引くまで幼稚園はお休み。以上!」

いつもお世話になっているその女医さんは、いつものようにサバサバと指示を出してくれた。とても分かりやすい。

 

さて、はやり目。正式には、流行性角結膜炎

東京都感染症情報センターによれば、これはアデノウイルスによるもので、強い感染力があり、特に夏に発症するらしい。大人も子供も関係なくかかるそうだ。

もしかかってしまったら、

    できるだけ他人との接触を避ける

    目を触ったらすぐ石鹸と流水で手を洗う

    タオル、まくらなど、涙や目ヤニがつきそうなものの共有は避ける

    入浴は家族内で最後にするか、シャワーにする

 

もはや、なってしまったものは仕方ない。ひたすらこれらを遵守して、一日も早く治すまでだ。私は、腹を括った。

 

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