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習い事、どうしよう【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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ただ、本人の意思と関係なく始めたが、それが合っていた、というケースもきっとある。それが、習い事選びを難しくしているところでもある。

例えば、私はピアノが好きだが、自分で習いたいと言った覚えはない。物心ついたときには当たり前に通っていた、という状況だった。音楽に合わせて踊ったり、リトミック教室に喜んで通っている私を見た母が、きっとピアノも好きになるんじゃないか、と思って通わせてくれたものだ。結果、それが当たった。今でもピアノは弾くし、もう少し生活が落ち着いたら、今度はジャズピアノを習いたいと思っている。もし、習い事をすることの目的が「人生を豊かにする」というものだったとすれば、私の意思を考慮に入れずに、私にピアノを習わせたという母の選択は正しかったわけだ。

さらに、やってみたら意外とハマった、というケースもある。私の友人の空手の名人は、もともとはお兄ちゃんが空手をやりたいといい、それについて行くうちに見学ばかりしているのもなんだから、と自身も空手を習い始め、結果、お兄ちゃんより強くなってしまった、というタイプだ。彼女は今も試合に出続けているし、空手なしの生活は想像できない、と言う。

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