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忙しい時こそ記録しよう【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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先日、息子が4歳の誕生日を迎えた。久しぶりに家族そろってのんびり過ごしていた朝、そういえばうちにHAPPY BIRTHDAY BOOKがあったな、今日はそこに手形でも残そうかしらと思いついた。ちなみにHAPPY BIRTHDAY BOOKとは、そういう商品名の本型記録簿で、息子がまだ生まれて間もない頃にプレゼントしてもらったものだ。成長の記録や家族の思い出、写真などが残せて、20歳の誕生日、すなわち成人するまでの日々が書き込めるようになっている。息子の場合はそこに毎月の身長体重、遊んだ友達、行った場所、食べたものや行動の小さな変化を記入してある。さらに家族旅行の写真を厳選して貼ってあったり、あの錦織圭選手のサインが入っていたりする(生後半年の頃、サインしてもらったのだ~♡)。

デザインもとても可愛らしくて気に入り、私は娘にも同じものを購入した。兄にあるなら、妹にも同じものをあげたい。妊娠36週くらいだったか、手元に届き、これでもういつ生まれても大丈夫、と新生児用の服と一緒に大事にしまっておいた記憶がある。

その本。

久しぶりに開いてびっくりした。いや、息子の本ではない、ついでに開いた娘のほうの本にである。細かな字でしっかりびっしり記録してある息子に比べ、娘の本のスカスカっぷりと言ったら! これでは、出産直前に急いで取り寄せる必要がどこにあったのか。そういう記録系や写真整理にあまり関心のない夫が「これじゃあまりにかわいそうすぎる」と、おもむろにペンを取り出し、せっせと空欄を埋め始めたくらいだ。

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