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アートディレクターと家族【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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ブランドづくりと家族づくりは似ている気がします

少し前からブランディングの仕事が増えてきています。アートディレクターのブランディング作業での役割は、狭く言うと見た目に関わること、広く言うならどんなメッセージをどんな方法で伝えるか? を考えること。

僕の家族では明文化してませんが、どういう家族にしていきたいかを子供二人が寝静まったあとに妻と話し合ってそれを守っています。基本的にはできるだけ楽しい感じにしたいので、やりたい事をやる。やりたいことがあるならば好きにする。楽しさと自由さがキーワードです。

例えば子供のお金は子供が好きなように使っていい。自分のことは自分で判断して責任をもって進めてほしいからです。思い出してみると自分が育てられた環境と同じような環境をつくっている気もします。家族というチームは勝手にできるもの、とも言えるけれど、やり方次第でコントロールできることが多いんですね。考え方や言葉だけでなく、住む場所や生活空間のディレクションも大きな影響を与えるでしょう。

僕が家族をデザインする上で絶対に避けたかったことが2つあります。それは「一人っ子」と「物心ついてからの引っ越し」です。僕自身、妹が二人いて3人兄妹で楽しかったのと、なにごとも子供一人に集中するのはよくないと思っていたから。もう1つの「引っ越し」は、自分が苦労したからです。実際に、小3の時にいじめられた経験は、なかなか消えなくてまだ悩まされていたりします。

街角のクリエイティブ ロゴ


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