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『寄生獣』の名言を英語で学んで、目指せ英検1級!【連載】トイアンナの超人気マンガ英語塾

トイアンナ トイアンナ


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★英語のポイント

実は今回の名言、英検1級対策に適しているテキスト。英検はTOEIC、TOEFLなどと比べ日本でしか通用しない試験であるだとか、難解英単語クイズのようになっており「英語力」は測れないなどと言われます。しかし準1級と1級に限定して言えば The New York Timesやビジネス書を読む上で欠かせない語彙・文法能力を査定する良問が多くあり、個人的にはエアコンの取扱説明書のような退屈な文を延々読まされるTOEICより楽しんで取り組める試験だと思っています。

実際に英検1級を受ける方は、海外ニュースを大量に読むことで対策しているようす。ということは英米でよく取り上げられるネタについても、ある程度アタリをつける必要があります。

今回の『寄生獣』に出てくる英語は「環境保護」と「動物の権利」がテーマとなっており、まさに英米好みの話題。というわけで、難解単語ではありますが抑えておけばぐっと英検取得に近づける内容です。丁寧に1つずつ、ここからは押さえていきましょう。

○ sustainability(持続可能性)
最近は日本のコーポレートサイトでも「サステナビリティ」としてぶっこまれる謎の単語。sustainが「続ける」という意味なので、簡単に言えば「ずっとやっていけること」を意味します。環境について話すときは特に「この地球で、人間の生存できる環境を維持できること」のことです。

○ the animal protection(動物保護)
日本ではまだあまり浸透していませんが、英米では頻繁に Animal Rights(動物の権利)が話題となります。犬を散歩させないのは虐待である・・・といったところまでは理解できるかと思いますが、過激派になると「火事になったら賢いチンパンジーの方が、未熟な人間の赤子より先に救出されるべきだ」と主張しています。

○ Anthropocentrism(人間中心主義)
おっと難解単語登場です。発音に困ったら「Anthro」「pocent」「rism」で分けて考えて音にするとやり易いかもしれません。元々キリスト教の影響が強い地域では「神が人間に、他の動物を支配する権利を与えた」と考えています。人間が生存するための「環境保護」も、人間の下で支配する「動物愛護」も結局は人間という偉い存在が生きるためにあります。これを人間中心主義と言い、環境倫理学の視点からは批判する人が出ています。つまり、広川は環境倫理学の観点から警鐘を鳴らす立場と言えるのです。

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