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『寄生獣』の名言を英語で学んで、目指せ英検1級!【連載】トイアンナの超人気マンガ英語塾

トイアンナ トイアンナ


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寄生しているのは、どっちだ。

主人公の新一はいたって普通の少年でした。しかしいきなり寄生生物たちに襲われる日々へ突入。ごく控えめに言っても最低です。いくらミギーが味方とはいえ、何もない暮らしのほうが幸せだったでしょう。自分は何もしていないのに、敵が襲い掛かってくる・・・。

しかし、本当に「新一は何もしていなかった」のでしょうか? 人類には、寄生生物から襲われる原因は無かったのでしょうか。

それが明らかになるのが、パラサイトグループのボスとして活躍する政治家「広川」の発言です。

環境保護も動物愛護も全ては人間を目安とした歪なものばかりだ。なぜそれを認めようとさせん! 人間1種の繁栄よりも生物全体を考える!! そうしてこそ万物の霊長だ!! 正義のためとほざく人間(きさまら)!! これ以上の正義がどこにあるか!! 

人間に寄生し生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば、人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!
引用:岩明均(1988年)『寄生獣』講談社

広川はもともとつるむ習性のなかったパラサイトを連携させ、東福山市の市長となります。無差別にパラサイトが人間を食い散らかさないよう、人間を安定供給する「食堂」を用意していましたが、その事実が広まり自衛隊との掃討戦へ。最後は射殺される最期を迎えましたが、人間の頭を乗っ取っているパラサイトよりも、地球へ寄生して毒を垂れ流す人間こそが寄生虫だという発言は、本著へ盛り込まれたメインテーマの1つとなっています。

その英訳が、こちらです。

Even the sustainability and the animal protection are based on Anthropocentrism. If human is really the load of creation, they should think of all lives instead of only the human prosperity!! You say killing us is the justice!! But is your justice better than our justice !?
We keep the balance of all lives by infesting human being. Compared to that, YOU should be called “the Parasite” infesting the earth!

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