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(2)印税の仕組みって、どんなんなってんの?【連載】普通の人がベストセラーを書く方法

街クリ編集部 街クリ編集部


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印税はいつ支払われるの?

西島 印税って、いつ支払われるもんなんですか?

稲川 これも出版社によって様々ですよ。本を書くという条件で前金をお支払いするところもあれば、出版後3ヵ月後にお支払いする、6ヶ月後にお支払いするなど、出版社によって条件は全く違いますよ。

西島 どうしてそんなに違うんですか?

稲川 これは本の流通の仕組みとも大いに関係していると思いますよ。本は6ヶ月間、書店に委託販売をしているという状態なので、その委託期間である6ヶ月後に支払うなんていうケースもあるんです。

西島 フォレスト出版はどうなんですか?

稲川 いやいや、秘密にしておいて下さいよ。それほど悪条件ではないですけど、フォレスト出版で本を書いた人だけが知っている、ということにしておいて下さい。

1冊における損益分岐点は?

西島 本にも、校正、装丁、イラスト、印刷、営業、人件費など様々なコストがかかっていると思うのですが、損益分岐点は刷り部数の何%くらいなんですか?

稲川 例えば、初版の部数が7,000〜1万部だとしたら、実売40%あたりでやっと制作費がペイできるとお考え頂ければ分かりやすいかもしれません。目安としてですけれど。

西島 何部くらい売れると担当編集者としてはガッツポーズな感じなんですか?

稲川 ガッツポーズまでいくかどうかは分かりませんが、3万部以上売れれば合格という感じでしょうか。

西島 なるほど。「ベストセラー、ベストセラー」って言いますが、ベストセラーの基準は何部くらいなんですか?

稲川 正直、ベストセラーに基準はないんですよ。感覚みたいなものです。私の感覚ですが、今は5万部を超えるとベストセラーと言えるのではないでしょうか。

西島 なるほど、私の本は、そろそろ50万部くらいでしょうか?

稲川 もう一息ですね(笑)。

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