ギャルのパンティおくれーーっ!!
この名言、マンガを見ていない人は「はぁ?」と思うかと思いますが、作中屈指の感動的な台詞です。世界にある7つのドラゴンボールを集めると、神龍が現れて何でも1つ願いを叶えてくれる。そのドラゴンボールを敵のピラフ一味が集めて世界征服の願いを叶えようとします。意気込んで世界せいふ・・・と叫びかけたそのとき、空中に響いた声。
ギャルのパンティおくれーーっ!!
引用:鳥山明(1984年)『ドラゴンボール』 集英社
それが仲間であるウーロンの「ギャルのパンティおくれーーっ!!」でした。かくして神龍はギャルのパンティをプレゼント。世界は守られたのです……(笑)。サイヤ人のバトルが目立つドラゴンボールですが、名言は一般人(豚?)から生まれることも多いドラゴンボールの魅力を存分に発揮しました。
そのときの直訳が、こちら。
The world’s most comfortable pair of ultra-soft underwear!!
直訳: 世界で一番着心地のよくて超ソフトなパンティ!!
ウーロン、パンティの希望が細かいぞ。
ギャルが日本文化特有のスタイルなので、おそらく英訳するときに使えなかったものと思えます。とはいっても単に「パンティ!」と叫んだら、60代熟女のももひきが与えられてしまうかもしれません。そこで苦肉の策として「細かすぎるパンティの要望」が生まれたものと思われます……。
おそらくドラゴンボールの「ギャル」は「イケてるねーちゃん」と同じ意味かなと思い、こう訳してみました。
I want a hot girl’s underwear!!
超訳: イケてるねーちゃんのパンティをおくれ!!