あれ、なんだか嫌な予感がする・・・・
私はもはや本能的に危険を察知しました。先輩の職業はシークレットですが、根っからの〇〇マンです。もう職業病と言っても過言ではありません。「あ、利用される」と直感する位には、色々な経験のお陰で成長しました。というわけで翌週の金曜日。港区某所で待ち合わせをし、『年間20人と付き合う超モテ男』は5分遅れてやってきました。超モテ男はピースの又吉さん似でした。髪型はもちろん似ていません。
出典:吉本興業
ちなみに私は『火花』の最後のシーンを東京メトロ銀座線の中で読み、不覚にも泣いてしまいました。(又吉さんに似てる・・・!)そう思った私は再び『火花』ワールドに入りそうになってしまい、慌てて現実に戻りました。
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どうも~~~~。初めましてはるのんちゃ~~~ん。今日は初めましてだけど、緊張しないでね!
ど、どうも初めましてはるのんです。よろしくお願いします。先輩にはお世話になってます~。
先輩から聞いてるけど、ブログ読んでるよ~。わりとクレイジーな生活してるんだね(笑)今日は色々聞きたいことあるよ~。俺もネットデビューさせてよ~♪
は、はあ・・・読んでくださってありがとうございます。よろしくお願いします(苦笑)
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先輩の口の軽さに若干苛立ちを覚えつつ、しかし同時に感謝の念も抱き始めていました。
年間20人と付き合うモテ男は、まだ昼間の蒸し暑いだるさの漂う港区に相応しくないほどキラキラと輝くオーラを纏っていたのです。「さすがだなあ、これは女の子みんなメロメロにさせちゃうなあ・・・」と横を歩きながら思い、惚れ始めている自分の右足を左足のヒールで思い切り蹴りました。