わからないことその1「スーツ」
出典:IMDb
いきなりで申し訳ないのですが、アベンジャーズってなんですか?
ヒーロー結社かなにかでしょうか。で、その中にアイアンマンがいるのですが、劇中だとアイアンマンがめちゃくちゃ強いんです。
そんなに強いんならアイアンマンをたくさん作ればいいのではないかと思ってしまったのですが、それはできない設定なんでしょうか。
ロバートダウニージュニアしか装着することができない理由が何かあるのかしら。うーん。でも中に人が入らずとも遠隔操作ができるみたいなんです。
だったらアイアンマンをたくさん作って、遠隔操作で治安を管理すればよくない? なんでキャラクター1種類につき一体ずつみたいになってるのか。
同じものをたくさん作ったほうがコストは、かからないと思うのだけれど。
それと、主役のピーターが、スパイダーマンのスーツを身につけてなくても身体能力が高いのがひっかかりました。
着ないでけっこう戦っていましたからね。スティーブン・セガールかと。スーツ自体は実はそんな大したことはないってことなのかな? 顔が隠せて、手から糸が出るってだけ?? それを使いこなせるのがピーターだけってこと?! スーツ着れば誰でもスパイダーマンになれるわけじゃないって認識でOK? だとすれば誰ならなれるの? 蜘蛛が好きとか、体がやわらかいとか、高所でも大丈夫とか、好きな子がいるとか? 何か見逃しているのかな。すごく気になる所です。
一応初めての人にわかるように配慮してある内容だとは思うのですが、ファンからしたらその説明いらない! ってこともあるから、こういったシリーズものはそのあんばいがきっと難しいんでしょう。
「名探偵コナン」でも毎回毎回薬飲まされて子供になってしまったということを冒頭で説明するけど、もういいわ! ってなるもんなぁ。知っている人からすると、知らない方が悪いってレベルのことですし。
あと、スーツでわからないのが、最初はスパイダーマンのスーツに補助輪機能ってのがあって、使いこなせる機能が少ないんです。
ピーターは腕を見込まれながらもあまり信頼されてないんですね。でもピーターは、なんとか手柄を立ててアベンジャーズに入ろうと画策し、補助輪機能を無断で解除するんです。
主人公って感じしますよね! で、解除した途端、急にスーツが「今までは補助輪機能です」みたいなことを話しかけてくるんです。
で、そこからいろいろなアドバイスをくれるようになるのですが、よっぽどそっちのほうが補助輪機能じゃない??
これに関して俺は間違ってないような気がするのだけれどどうなのだろう。誰か教えてください。
出典:タカラトミー公式HP
それと、ちょこちょこ出てくるキャプテンアメリカっていうキャラクターが変態にしか見えないのだけれど、変態だけどこの世の役に立っているってことでいいのかな?
自分の中ではバイアグラ100ミリ男ってこういうイメージなんだよな。誰か助けてください。
わからないことその2「ノリ」
ここからはネタバレですのでご注意を。
出典:IMDb
この話、運で問題を解決してくことがやたら多い。たまたま悪巧み現場を「あ、あいつらあの時の!」みたいに偶然発見するのですが、それが多すぎてピーターには何かしら悪を発見する超能力があるってことなのかと思いました(そういうこと?)。
好きな女の子の父親が「偶然にも」悪の親玉(マイケル・キートン)だったことが発覚するんですが、もうただのノリで展開しているようにしか感じなかった。
もちろん悪ってのは、どこか遠くの秘密結社が全てを担っているわけではなく、ひっそりと何食わぬ顔をして近くに潜んでいるものだから、そういうこともあり得ると思う。
自分だって十分悪だ。海外ドラマの「ブレイキングバッド」なんかも普通のお父さんにしか見えないウォルターが裏では覚せい剤を作っている。でも、それに至るまでの経緯を見ていると、人間て特に自覚もなく悪に手を染めてしまうようなことってあるよなぁって思えるし、応援している自分もいる。
だから好きな女性の父親が、宿敵だったってことは、この世にたくさんあるのだろう。でも、あまりに偶然が重なるもんだからその偶然の方に目がいってしまい、なんか釈然としませんでした。
盛り上げようとしてきたな? と、フレームの外側から見てしまう。調べてみると脚本を6人で書いているんですね。これはこれは、ますますノリの線が濃厚ですわ。
で結局スパイダーマンにやられて、最後に親父は刑務所に入れられ、女の子は転校を余儀なくされるのですが、ただただ女の子がかわいそうになってしまった。
悲恋がスパイダーマンのテーマにあるのかな。すごく無邪気な主人公だし、スパイダーマンもヒャッホーイ! って感じのキャラだし、青春ものだし、なんとなくストーリーマジックがかかって気にならないような気もするんだけれど。
出典:IMDb
悪役のマイケル・キートンが、「バードマン」の再来みたいなデザインで飛び回っているのは洒落ているなぁと思いました。「どうせ飛ばすならマイケル・キートン」が定着した模様です。ちゃんと怖いし。