• MV_1120x330
  • MV_1120x330

老いも若きも関係ない! 映倫R指定を超えてきた怪作「哭声/コクソン」

こいぬまちはる こいぬまちはる


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一方「哭声/コクソン」では、事件現場となる村人の部屋が気持ち悪く汚れ、大量の血でベットベトになっています。死体もあるのですが、血のしたたる袋に入っていたり、他も驚くようなグロい死体描写などはなかったです。・・・セーフ。でもですね、ハッキリ死体が映るよりもずーーーっと生々しく、気持ち悪くて怖い。あと、その場には白目をむいて土気色で血まみれの明らかに正気でない容疑者がいるのですが、死体より怖い! 全然セーフじゃない気がしてきました。


出典:IMDb

この作品は、「人間は見たいものだけを見て、信じたいものだけを信じる」という、誰もが持ち得る、奥底のドロドロしたいやらしい部分をむき出して見せつけます。暴力描写や残酷描写より、そっちの方がグロい。

そんな「哭声/コクソン」がレイティングなしとなった一方で、いまだに納得のいかない作品があります。それは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。R15+指定が入ったために、子供達と観られなかった苦い思い出を忘れられないのです(その苦言は田中泰延さんもこちらで書いていらっしゃいました)。

ひとつだけ苦言を。これがR15指定というのがまったく解せません。目を覆う残虐シーンもそんなにありませんし、なにより親子で、人間社会とは、生きるとは、自由とは、勇気とは、そして神とは・・・話し合える映画のはずです。次代をになう子供たちにこそ観てほしい。まぁ、刺激が強すぎて小中学生はヒャッハー! の世界からしばらく帰って来れないことを見抜いたうえでの指定なら、映倫の人もこの映画、よくわかってると思います。
引用:『マッドマックス 怒りのデス・ロード【連載】田中泰延のエンタメ新党』

私は1人で2回観たあと、3回目の鑑賞に小学生の子供達を連れて行き、チケット売り場で愕然としました。結局、夫と子供達は急遽「ジュラシック・ワールド」に変更し、私はまた1人で観ることになったのですが、3回目を観終わってもレイティングが付いたことに納得はできませんでした。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP