1. フードクーラー
名前:
職歴:4年
オルカ
お仕事の内容をカンタンに説明していただけますか。
津間欄さん
僕らフードクーラーの仕事は、冷蔵庫の中で食材に寒いギャグを聞かせ続けて冷たい空気を創り出すことで、それらの鮮度を保つことです。
津間欄さんのギャグによって冷やされた飲み物。特に牛乳は傷みやすいため、プレッシャーを感じるんだそうです
では、津間欄さんがこの職業に就こうと思ったきっかけは何でしょう?
いやあのね、僕もともと、お笑い芸人になりたかったんですよ。養成所の試験を受けてみたり、路上でネタを披露してみたり、自分なりに夢に向かって頑張っていました。でも、全然ウケなくて。どっかんどっかん笑わせたいのに、みんな困ったような苦笑いを浮かべるだけなんです。そこで僕は芸人向いてないんだなって気がついて、途方に暮れてた時にほんとに偶然なんですけど、フードクーラーの求人を見つけたんです。
なるほど。それで、この職業のどんなところに惹かれたのですか?
フードクーラーはね、面白いギャグが言えても意味がないんです。具体的な線引きは難しいんですけど、ギャグでありながら、その場の空気がキーンっと寒くなるようなつまらない事を言わないといけないんです。この加減って絶妙すぎて、普通の人だと結構ちゃんと笑わせちゃうんですよ。しかしそれって、ギャグを言うのが好きなのに全然人を笑わせられない僕にとっては、いとも簡単なこと。まさに天職と感じました。自分の好きなことをして食材の鮮度を保つことで人の役に立てる。幸せな仕事ですよ。
これからはもっと寒いギャグを連発できるようになって、冷凍庫で活躍する「フードフリーザー」になれるよう、スキルアップを目指していきます。
ありがとうございました。最後に何か一言お願いします。
就活で商社とか受ける人は、志望動機としてこれを言ったらいいと思いますよ。
「商いは飽きない!!」