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就活弱者向け、明日までに用意できる志望動機の作り方【連載】外資系OLの上から就活塾

トイアンナ トイアンナ


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はじめに

こんにちは、今まで数々の就活生をしばき、内定させてきたトイアンナです。就活シーズンといっても、今までサークル、バイト、ゼミと楽しんだ中からいきなり知らない企業の「志望動機」と言われても面食らう方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たちが普段目にする企業はCMをやっている会社や、身の回りの製品を作っている会社に限られています。

しかし、就活では今まで意識したことのなかった会社に応募することもあるはず。きっかけは「友達の応募」「集団説明会のリーフレット」「就活サイトの募集要項で」などさまざまですが、「いいな」と思ってエントリーしても、そこから志望動機をひねり出すほどの情報はないはずです。

そんな「なんとなく受けてみようと思った」以上の志望動機をひねり出せない皆さんへ、明日までに用意できる志望動機の作り方をご案内します。

志望動機が書けない人は「就活弱者」

まず、あなたは志望動機が書けない時点で「就活弱者」です。なぜならば、就活の準備を着々と進めている人はちょっとでも気になった会社の卒業生へコンタクトし、OBG訪問を通じて志望度を高めているから。受けるつもりがあるにも関わらず志望動機がないのであれば、おそらくあなたはその会社のOBG訪問をしていないと推察します。

ということは、OBG訪問で得られる志望動機の奥義『御社の○○さんに会って、社風と人柄に惹かれました』が使えません。あなたはOBG訪問なしで百戦錬磨の就活生と対等に戦う必要があります。先週合コンした相手がエントリーした会社の人だったら、今すぐLINEしてください。そのほうが今からご紹介する方法よりは、ラクです。
 
【就活生必見】OB訪問のOBをつかまえる、たった4つのテクニック
 
さて、先週の合コンはおろか社会人と話した経験すら少ない方へは「情報で勝つ」ことをオススメ致します。

無料で得最高のソース「IR情報」を確認!

IR情報とは、Investor Relations(投資家情報)のこと。企業の多くは株式会社といって、投資家のお金を得ることで経営しています。自分の資金だけで頑張るよりも大きな資金を得られるので、株式会社になることで事業の選択肢が増やせます。その半面、株主(=投資家)へは稼いだ金を還元しなくてはならず、そのためにも会社は売上を伸ばさねばなりません。そしてIR情報とは「投資家へ向けて、いかに会社が売上を伸ばすかアピールする資料」のことです。

IR情報はよく会社のウェブサイトに「投資家の方へ」「IR情報」といった名前で掲載されています。株主には一般の方もいますから、非常にわかりやすく業績を伸ばすビジョンが説明されています。この情報が、就活生には欠かせません。

まずは志望企業のIR情報を見て
①今うまくいっている分野 
②これから伸ばしたい分野 
③苦戦している分野

へ事業を分けてみましょう。

これだけでも会社がなにを目指しているのか、見えてくるはずです。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/06/gf01a201501260800.jpg

自分がIR情報の「どこ」で活躍できるか考える

次に、自分と関連づけてみましょう。先ほど並べた ①今うまくいっている分野 ②これから伸ばしたい分野 ③苦戦している分野 にそれぞれ1個ずつ「自分が活躍できそうな仕事」を書き込んでみましょう。

その時大切なのは「やりたいこと」ではなく「過去の実績からできること」を書くこと。ほとんどの日系企業で「やりたいこと」は内定後に考えるべきことですが、面接で選ばれるためには「確かにこの子はこの分野で活躍できそうだ」と思わせる根拠付けのほうが大切です。できること > やりたいことを中心に自分の仕事を書いていきます。

そうしてできる表の例が、こちら。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/06/toianna002-insert111.jpg

こんな風に並べると、どうやら「志望動機」の種ができたのではないでしょうか?

☆やれることを説明できそうなエピソードがないあなたは、(1)すぐできる! あなたがまだ内定が無い理由と簡単すぎる治療法【連載】外資系OLの上から就活塾を読んでみてください。早ければ来週の終わりにはエピソードが完成します。

そして最後に『自分が一番やりたいことに近い1つ』をピックアップして、エントリーシートや面接へ持ち込みましょう。可能であれば2つ暗記しておくことをオススメします。圧迫面接で1つ志望動機を潰されても、もう1つを活かせるからです。

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【最後に】志望動機とは「好きになる努力」のこと

志望動機とは別に「選ばれし者が昔から持っていた会社を愛する心」ではありません。誰もが会社を知らない状態からスタートし、相手を知ろうとすることで惹かれてゆきます。面接官も同じです。あなたが正しい志望動機さえ伝えれば、面接官はあなたの話を真剣に聞いてくれます。

逆を言うなら、会社が好きな理由なしに面接官に気に入られることもありません。愛することもなく、愛されることを夢見ても無駄です。志望動機をきちんと作ることは「告白の作法」を学んでいるのと同じ。相手が惚れ込むような志望動機は、ちょっとした努力で作れます。

面接が立て込んでくると一社に割くことのできる時間も限られてくるとは思いますが、ぜひ効率的に相手の会社を知り、好きになる努力をしてみてください。

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