日頃なんとなく使っている言葉の語源、ご存知ですか? 知っている人にとっては、なんでもないことが知らない人にとっては驚きの事実! なんてこともよくありますよね。ということで今回は、日常生活で多用している言葉の語源をご紹介します。是非、ちょっとした話のネタにしてくださいね。
スパム
不特定多数の人に送られる広告メール・迷惑メールなどを「スパムメール」なんて言いますよね。なぜ、“スパム”というのでしょうか?
その語源は、まさに豚肉の缶詰「SPAM」から来ているのです。イギリスのコメディー番組「空飛ぶモンティ・パイソン」にて、レストランのウェイトレスがやたらスパムばかり入ったメニューを読み上げ、最終的にはレストラン中がスパムという言葉で溢れ、訳が分からない状態になってしまう、という寸劇コントから来ていたのです。
その台本の背景には、第二次世界大戦に端を発するイギリスの食料不足中、「SPAM」が配給されるも「SPAM」ばかりを見過ぎて飽きてしまう・・・といった歴史的背景があったのです。
マンネリ
プライベートだと恋人同士・夫婦同士のマンネリ化、仕事場だと企画のマンネリ化など、新鮮さや独創性に欠ける時によく聞かれるこの言葉。
語源は英語「mannerism(マンネリズム)」からきており、マンネリはこれを省略した言葉です。「mannerism」とは演劇・文学・演劇などにおける型にはまった手法や物事に対する強い固執を意味します。英語表記にすると気がつく方もいるかもしれませんが、その言葉はもともと、行儀・作法・礼儀などを意味する「manner(マナー)」という言葉から来ています。
マナーとマンネリ。どちらもよく耳にする言葉ですが、こんなに強い繋がりがあるとは驚きですね。
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