「見つめているすべてが、人生だ。」 JINS 2015年新キャンペーン制作の舞台裏

小野里夏 小野里夏


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本日ローンチしたアイウェアブランドJINSの新キャンペーン「見つめているすべてが、人生だ。」これは街クリを運営する弊社、BASEの西島がJINSの「Magnify Life」という新ブランドビジョンをもとに、コアアイデアの策定、クリエイティブディレクション、企画、コピー開発まで関わらせて頂いた案件。

人の人生は見つめているものの集合体でできている、というアイデアが形になるまでをCDである西島知宏と、映像監督のBramのコメントをもとに迫ってみたい。

まずは完成したスペシャルムービーを見て欲しい。思わず「凄い」と叫んでしまった超大作!!

Reference:YouTube

【以下、インタビュー】

Q1. 私が言うのもなんですが、もの凄くいい企画だと思うのですが、このアイデアはどういう風に形になっていったんですか?

西島:
まず、JINSが打ち出した新ブランドビジョン「Magnify Life」。このブランドビジョンをJINSとともに開発したドイツのブランディングファームKMSとともにキャンペーンを構築、展開するということだけが決まっていて、クリエイティブをどうするかは全く白紙の状態から始まりました。

JINSをずっと担当されているナニラニの村瀬さん、二口さんとまずはキャンペーンのコアアイデアを決めようという話になり、私の方からいくつか提案した中で「Life is what you see」というものがあって、それをクライアントのご担当者に凄く気に入って頂けて決定になりました。去年のクリスマスでした(笑)

Q2. 「Life is what you see」というコアアイデアから「メガネに人生が映る」という企画に決まった経緯を教えて下さい

西島:
コアアイデアのプレゼンをした時にちょっと添えていた文章に以下のものがありました。

「モノの見かた」は、時として「生きかた」に形容されます。つまり、その人が見るものは、その人の人生そのものと言っていい。

この言葉に、幼少期からメガネをかけられているクライアントのご担当者が「自分のメガネ人生を振り返ってしまった」と言って下さって。
それを聞いた時に「メガネに人生が映る」一枚画が浮かびました。一人の人間が、人生をかけて見る数えきれないほどのモーメントを紡いで一つのムービーを作り上げればもの凄く強いものができると思い、早速Vコンを作ってプレゼン、即決して頂けました。
企画を他に持って行ってなかったので決まらなかったらヤバかったんですけど(笑)

Q3. 日本人のスタッフでやるという選択肢はなかったんですか?

西島:
クライアントがもの凄くこだわられていた事の一つに「映像の質感」があって、質が良いとか悪いとかの話ではなく、クライアントが求めている質感を実現するためには海外のディレクターとDPでやるのがベストだという判断をしました。

Q4. CAVIARのBramに決まった経緯を教えて下さい

西島:
今回、コアアイデアが決まってからずっとお手伝い頂いたAOI pro.の神吉エグゼクティブプロデューサー、本間プロデューサーと相談し、何人かのディレクターを候補に挙げて、トリートメント(演出プラン)を書いてもらったのですが、その中で最もシンプル且つアイデアを持ち上げてくれたのがBramでした。

Q5. 撮影、編集で苦労したことはありますか?

西島:
これを言うと驚かれるのですが、まったく苦労はなかったんです。勿論、神吉さん、本間さん、吉川さん、CAVIARのJason、Thomasの力量が大きいと思うのですが、全員が同じ方向に向かって建設的な議論を繰り返しながら進めることができたので「こうすればいいんじゃない?」「おー、それいいな」みたいな感じでかなり順調に進みました。やる前はちょっとくらい揉めるだろうなと思ってたんですが、そんなことはまったくなく。

Q6. ベストなチームで最高のモノができたと

西島:
はい、めちゃくちゃ仲良くなって、毎日のように撮影後、編集後、ご飯に行ったり、飲みに行ったりしてました。
帰国の前日もシーフード食べて、ベルギービール飲みに行ったんですが、夏休みの終わりにばあちゃんの家から帰る時みたいにおセンチな気分になりましたね(笑)

http://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/04/P1010315.1.jpg

Q.7 最後に見て欲しい所があれば

西島:
今回「人生のどのモーメントを切りとるか」という課題に直面した時に大切にしたのが「誰もが体験したことがあり、誰もが感情を高ぶらせることができるモーメント」ということでした。つまり、国籍が違っても、年齢が違っても、性別が違っても「自分の人生と重ねられる」そんな瞬間を紡いで作り上げたつもりです。是非、ご自身の人生を照らし合わせてみて頂けると嬉しいです。

なるほど。こんなに真面目な話をしている西島編集長、昔話を書いてる人と同じ人間とは思えませんが、良くわかりました。

最後に今回日本チームとタッグを組み、素晴らしい映像を作り上げてくれたディレクターBramのコメントを頂きましたので、紹介させて頂きます。


http://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/04/P1010139.1.jpg

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(以下、和訳)

「見つめているすべてが、人生だ。」
「人生の大切なモーメントがJINSのメガネに映る」という西島知宏CD(BASE)のコンセプトからスタートし、そこから観る人すべてが共感できて、しかも印象に残る様なシーン積み上げる事を目指して作りました。人生を織りなすモーメントに紐付く感情を是非感じ取ってもらいたいです。

今回の企画は「想い出」を視覚化するように心がけました。夢の中のような、一瞬の人生のひと時。例えば、名前はすっかり忘れた、昔知っていた女の子の顔。「夢の中」を表現するために、スウィングシフトレンズも使いながら「潜水服は蝶の夢を見る」を参考にしながらカメラマンのダニエルと共に撮影をしました。

明確な考えを持ちつつ、アイデアやアドリブを加えていく自由を与えてくれた西島知宏CDと共に創り上げた事はとても素敵な体験でした。
そして、クライアントとAOI Pro.の信頼と協力のおかげで、理想通りの作品となりました。

Bram van Alphen
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JINSの2015年SSキャンペーン、素晴らしいものになりそうですね!!
最後にご紹介したムービーのスタッフリストをご紹介します

Creative Director:西島知宏(BASE)/ 村瀬隆明(nanilani inc.)
Copy Writer:西島知宏(BASE)
Planner:西島知宏(BASE)
Creative Producer:二口圭介(nanilani inc.)
Executive Producer:神吉康太(AOI Pro.)
Assistant Producer:本間大悟(AOI Pro.)
Creative Coordinator:吉川潤 / 酒井理季(AOI Pro.)
EP:Jason Felstead(Caviar)
LP:Thomas Hofman(Caviar)
DR:Bram Van Alphen(Caviar)
DP:Daniël Bouquet(Melting Pot)
Gaffer:Gonçalo Raposo(Free lance)
Art director:Nuno Afra(Free lance)
Casting:Quick Casting
1st AD:Luis Lisboa(Free lance)
Offline editor:Govert Janse(Free lance)
Online editor:Antonio Marioni(Free lance)
Colorist:Kene Illegems(Caviar)
Music producer:Menno Van Riet(Sonoor)
Production Service:ALIBI(PORTUGAL)

新しくなったJINS、店舗もかなり変わってるようなので私も仕事をさぼって見に行こーっと。

街角のクリエイティブ ロゴ



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