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ドイツ、ベルリンのタトゥー事情

宮沢香奈 宮沢香奈


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本気過ぎるリアルパンクス

“ベルリンを歩けばパンクスに当たる” と言って良いほど多い。ボロ布同然のブラックデニム、すでに原形が分からないほどリメイクして、着倒した革ジャン、派手にカラーリングされ、直角命なモヒカン、顔中にピアス、そして、タトゥー。正直言って、オシャレとは言い難い本気度が違い過ぎるリアルパンクスが多い。愛犬と仲間と共に駅前に座り込み、昼間からビール、定住を好まず、スクワット(占拠した廃虚)で暮らす者もいる。

ベルリンのパンクスやアナーキストの誕生は壁崩壊以前まで遡るほど歴史があるため、ここでの説明は省かせてもらうが、ファッションではなく、生き方そのものがパンクなのである。

タトゥーに関しては、腕や足など目立つ場所に数カ所入れているか、首筋や顔、頭までもはや肌色の部分がないと言うぐらい“歩くタトゥー”も存在する。パンクス以上に頭に入っているのがスキンズであるが、彫っているところを想像しただけでゾッとしてしまう。身体だけでは物足りず、顔や頭の肌色部分を見つけたら塗り潰したくなってしまうのだろうか?

ほかならぬ筆者も、20代前半の頃、当時の流行に乗ってワンポイントタトゥーを入れたいと本気で思っていたが、いざ入れようと思っても入れたいものがないことに気付いて止めてしまった。諦めたのは正解だったと今では思っている。ファッション同様に好みがコロコロ変わる性格な上、“◯◯でいっかあー”と軽いノリで入れてしまったら今頃、絶対に後悔しているからだ。

せっかく、プールもサウナも気にしないで良い街にいるのだから。と思う部分はあるが、何より、タトゥーもセンスが大事なのだと思う。


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