どうも。旅人マリーシャです。ヨーロッパ放浪中ですが、たまに日本のテレビとかもチェックしてます。ここ数年本当に世界系番組が増えましたよね。いつも「仕事で世界に行けるっていいな~」っていう旅人目線で見てます。そういえばいつかの世界系番組で、ドイツのベルリンのどこぞの駅にあるおにぎり屋が人気なんだぞってゆーの見ました。ドイツと言えばソーセージとビールですが「ぼぼ僕はおにぎりも好きなんだなー」ってことでドイツの駅までイッテQしました。
見つけにくいぜ!
駅のプラットホーム
Googleマップ片手に目的の駅がある地下へ階段を下りて行ったんですよ。でも、現在地の印のところにいるのにそれらしいお店が全然見つからない。地下街には花屋とかドーナツ屋のようなちょっとした小さいお店がポツポツ。もしかして閉店した? もしかして地下じゃなくて地上にある? とかウロウロしたんです。
ちなみにヨーロッパ諸国は電車の改札というものがなくってね、駅のホームは入り放題。電車に乗る予定はないけれど、ホームまで入り込んでウロウロウロウロ。あんまり見つからないもんだからキヨスクの店員さんにも聞いてみようかな。
「すいま・・・、あれ?」
これじゃん! おにぎり屋。駅のホームにあるキヨスクですやん! 山崎まさよし風に言わせてもらえば、「こんなとこにあるはずもないのに」!
どうかしてるぜ!
商品のラインナップ
ついに発見した「RiCE UP(ライス・アップ)」という名前のお店。おにぎり屋なのに、なぜかテイクアウェイコーヒーが前面に押し出されていますし、なんならインドマサラチャイが一番目立ってます。
おにぎり屋との相性には疑問を感じる飲み物の存在に驚きつつも、外のあまりの寒さにチャイに手を伸ばしそうになる。しかし今回の目的はおにぎり! チャイの横に並ぶおにぎりに視線を移すとなんて斬新なラインナップ! 鮭ワサビに関してはお寿司のイメージでしょうか、まあ味の想像はつきますね。チリチーズもなんだか洋風ですけどまあ良しとしましょう。しかし、ジャパニーズピーナッツ、パンプキンセサミって! スタバの新商品ラテじゃないんだから~!
と、飲み物からメインのおにぎりまでなかなかツッコミどころ満載なのですが、一番びっくらこいたのはおにぎりの値段。な、な、なんと2.80ユーロ! それは日本円にして400円にほど近い超高級おにぎりだったのだ! 庶民の味方である日本のコンビニおにぎりとは偉い違いだ。正直その値段に「どうかしてるぜ!」と叫びたくなったが、店員さんのカタコトの日本語が可愛らしく上品なおもてなしに思わず「一番人気のやつ下さい・・・」。
開けてみるぜ!
三角フィルム
日本から輸入しているという三角フィルムに思わずテンションが高まる。ヒーハー!
「日本人として、海苔が破けちゃうようなミスはしたくない」
ちょっと緊張気味に、優しく、そーっとフィルムから海苔を滑らし引き抜いた。我ながら完璧な成型が出来たぞ! 日本人のプライドは守れた。やっぱりこのフィルム発明した人すごいな。そして海苔が米の水分でしなしなになってしまわない内に、パリパリを堪能したかったのだが、ここは中身もしっかりチェックしなければいけない。ナイフで真っ二つに切ってみた。
「パッカーン!」
食べてみるぜ!
アボカドコリアンダーライム味
現れたのは緑色のキレイなクリーム状の具。私が購入したのはこの店でNo.1の「アボカドxコリアンダーxライム味」。コリアンダーと言えばそう、パクチーのことである。日本ではだいぶパクチーラバーが急増し、専門店まで出来ている昨今ですが、私も大のパクチー好きである。
「いざ!」
食感はツナマヨに近い…? コンビニのツナマヨって缶詰のツナに比べて個体がないっていうか、クリーミーじゃないですか。そんな感じ。
味や風味はというと、パクチーの個性的な主張はほとんどなく、アボカドは癖がなく、むしろライムの酸味の方が少し目立つかな? という感じ。ライムはアボカドの変色を抑えるために入れたんじゃないのかしらと私は思うのですが、酸味より、もう少し別の味が欲しいなーと思う。これに何を加えたら良いのかは「美食の王様」来栖けいにお尋ねしたい。
まとめるぜ!
オーガニックおにぎりの成分
セレブなおにぎりはやはりオーガニックな方向けだったのか、旅人には味が上品過ぎましたが、久々のお米と海苔、美味しく頂戴させて頂きました。ドイツ人好みの具材と、使用する食品すべてが無添加というこだわりで体に優しいおにぎりはいかがでしょうか。ドイツで話題のベジタリズムやヴィーガニズム(動物製品も食べない菜食主義)を意識したメニューも続々登場。
購入当時より今はユーロもややお安くなったご様子なので、このセレブおにぎりのお値段も350円にほど近くなってまいりました。食べるなら今がチャンス! ベルリンに行ったらぜひ、試してみて下さい。
「RiCE UP(ライス・アップ)」
場所:地下鉄8番線Schonleinstrase駅ホーム
All photo by 旅人マリーシャ