世界を旅していると日々、客引きや、スリ・強盗、ぼったくりなどと戦い、心がすさむ時がある。そんな旅人を癒してくれるのは、ビー玉のような目がクリクリと輝く、ヤンチャで人懐っこい世界の子供たち。どうして大人になると観光客から金を巻き上げたり騙したりするようになってしまうんでしょうかね。子供はほんと純粋でイイ！ ピュア！ 今回は島国系のかわいい子供たちを紹介しつつ、関係ない話をかましたいと思います。
スタイル抜群キューバキッズ
キューバキッズ
生まれた時から持ち合わせた長い手足と上がったおケツ。恵まれたスタイルの良さに自信満々なポージングも納得なキューバキッズ。つい先日国交正常化したキューバですが、とにかく街中にはスタイルの良い人が多い。社会主義国で古き良き文化が残るキューバはクラシックカーが走りカリビアンミュージックが流れオシャレな映画の世界のよう。インターネットもないから、もちろんスマホをいじってる子供なんていないよ。子供はさ、外で裸足でボールを蹴ってるのが一番。大人になったら葉巻とモヒート片手にサルサを踊ればいいんだから。
「No more スマホのやりすぎ」
おしとやかなスリランカキッズ
スリランカキッズ
さすが日本の歴史的大人気ドラマ「おしん」を見て育っただけあって控えめでおしとやかなスリランカキッズ。インドの真下にあるというのに、このおしとやかさには本当ビックリさせられる。そして顔も美人が多いときたら、成長してからもこりゃあ楽しみです。しかし残念ながら、本場スリランカ料理は美味しくないと旅人の中では不評。ぼそぼそした冷えたご飯にルーのない乾いたカレー味の具がのっているスリランカカレー。もう食べることもないだろうなと思っていたら、日本にあるスリランカ料理のレストランはなかなか評判の良い所が多く、みんな口を揃えて美味しいというのだから、スリランカ料理の方向性は間違っていないんだと思う。本場の味ではないけれど、日本でスリランカ料理を食べてみたい。
「No more ぼそぼその米」
ペロっとおちゃめなトンガキッズ
トンガキッズ
少年は江頭2:50風な機敏な動きに舌を出し、少女は久本雅美ばりのヨロチクビに舌を出す。舌を出すのがお決まりポーズのトンガキッズ。オーストラリアやニュージーランドから近いオセアニアに浮かぶトンガ王国には温厚な性格の人が多く、親日家も多く、芋が多い。大らかでなんでも「サイペ（大丈夫）」で済まし、時間にルーズなあたりは「なんくるないさー」な沖縄人と似ているかもしれない。
「シャンプーは冷蔵庫に入っているよ！」
毎日飲むからビールはシャンプーのようなもんだという、トンガギャグが微笑ましい。ところでトンガとは関係ないけど最近ビールシャンプーなるものが流行っているとかいないとか。ビールに含まれるタンパク質が、髪を補修しキューティクルを強化してくれるそう。その昔マヨネーズで髪を洗うとツヤが出ると聞いてトライしたことがあったが、ベトベトですっぱい匂いが残ったのは言うまでもない。髪にトリッキーな事をするのはやめて普通に洗いましょう。
「No more マヨシャン」
パンチの効いたフィジーキッズ
フィジーキッズ
学校帰りはお菓子の買い食い。お菓子大好きフィジーキッズ。「ブラ！」という挨拶は決してブラジャーの事ではありません。イギリス植民地時代にフィジー人が怠け者だっつーことでインド人も働かされていたことから、フィジー系が5割、インド系が4割を占めています。見分け方はフィジー人は髪の毛がパンチパーマだとか。さぶちゃん！ その頭はおばちゃんになるとさらにパンチの効いたパンチになっていき、かなりファンキーだ。
「No more パーマ屋さん」
ヤンキーヘアのフィリピンキッズ
フィリピンキッズ
ちょっとグレてる？ なぜかヤンキーヘアが多いフィリピンキッズ。フィリピンでは、教育を受けれない子、お金をねだる子、裸足で歩く子、道端で寝てる子、などストリートチルドレンが多く激しい貧富の差の問題を抱えてるけど、どんな子供も必ず笑顔の瞬間があってたくましい。子供たちの笑顔をなくさないためにも、格差問題が解決しますように。最後はちょっとマジメな話。
「No more 格差社会」
All photo by 旅人マリーシャ
