スリー・ビルボード、悪女･･･。2018年2月公開予定の注目映画

2018.01.22

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ビガイルド　欲望のめざめ

ソフィア・コッポラの最新作「ビガイルド　欲望の目覚め」はトーマス・カリナンの「The Beguiled」を下地としている。ソフィアらしいといえばらしいが、意外と新境地かもと思える美しい予告編はこちら。

Reference：YouTube

舞台は1864年、南北戦争中の米国、バージニア州である。その戦火から隔離された女子寄宿学園に暮らす麗しき7人の女性たちは、ある日森のなかで負傷した北軍兵士のマクバニー（コリン・ファレル）を発見し、手当して匿（かくま）うこととなる。女性ばかりの女の園に突然加入したハンサムガイの存在は、女たちを変化させ、彼女らの抑圧されていた願望があらわになる。

7人の美しき女性を演じるのはニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、ウーナ・ローレンス、アンガーリー・ライス、エマ・ハワード、アディソン・リーケ。年増年頃少女まで取り揃えたとんでもない女子寄宿学園である。そこにグーグル検索をしたら5番目くらいに「筋肉」とサジェストされるコリン・ファレルを放り込んだらどうなるか。どえらいことになるに決まっているのである。

絵画と表現しても良い画作りに、退色しているものの、余りにも美しいドレスなど、物語以外にも見所がたくさんありそうで楽しみなのだが、「欲望のめざめ」という超絶B級感全開な邦題がその全てを打ち砕く。本当、何とかならないんですか。