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スリー・ビルボード、悪女・・・。2018年2月公開予定の注目映画

加藤広大 加藤広大


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悪女/AKUJO

近年株価が最高値を記録していると言っても過言ではない韓国が放つ、ヴァイオレンスアクションムービー「悪女/AKUJO」の原題は「悪女」であり、なぜ安っぽく「AKUJO」と繰り返し付けたのか、「アクジョ」と発音すると「オクジャ」みたいで韓国っぽいからなのか、それとも「悪女」という熟語を読めない日本人が一定数いると見積もったのか、それは流石に馬鹿にしていないか、それって「沈黙/CHINMOKU」とか「野火/NOBI」って付けるのと同じだぞ、ダッセーなどと考えるだけで二時間持ちそうだ。

Reference:YouTube

組織の殺し屋として育てられた女の子、スクヒ(キム・オクビン)は育ての親でありながらも最愛の人であるジュンサン(シン・ハギュン)を敵対組織に殺害されてしまう。
スクヒは復讐をするが、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第二の人生を歩み始める。しかし、その歩みは悪女への一歩なのであった、というのが大まかな話の筋である。

「韓国版アトミック・ブロンド」や「韓国版ニキータ」と巷間言われているのも納得な話の筋であるが、大きく違うのは擬闘シーンであろう。予告編でもちらちら映るが、FPS視点(主人公本人の視点)が、それまでの主観的映像よりもより「コール オブ デューティシリーズ」をはじめとした「ゲームの視点」に近くなっているのに驚いた。この視点の扱いはなかなか難しく、安っぽくなるか斬新さを感じさせるかのどちらかで、結構な博打だと思う。

個人的には韓国というゲームが盛んなお国柄を踏まえてのFPS視点での擬闘シーンは一体どこまでのレベルに達しているのかを、本編を観てしっかりと確認しておきたい。

バイクに乗りながら日本刀を振り回すシーンもなかなかの迫力で、流石の韓国クオリティであると唸りそうになるが、公式サイトによれば、「誰も見たことのないエクストリーム・バイオレンスが炸裂する!」「狂気全開の最先端スタイリッシュ・アクション」と謳われている。

「最先端スタイリッシュ・アクション」という文言が如何に最先端ではないか、という話題について書きはじめると長くなってしまうので割愛するが、「とにかく凄いんっすよこの映画は」と気概は伝わってくるので、色んな意味で楽しみな作品である。

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