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「都合がいい女だな」と思った女たちまとめ

ユーコ・ノラ ユーコ・ノラ


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Case3.「実力を出し切っていない」ことをアピールする女

以前こういうことがありました。

私は主に通販広告を作って生計を立てているのですが、ある日、昔仕事を受けていたクライアントの商品ページを見つけました。そのページは、美容商材なのに、一言で言うと「フォトショ効果とフォントの総合商社」みたいな、とんでもないページに仕上がっていたのです。

ゴシック体と明朝体、そしてあろうことか、最も忌むべき「ポップ体」まで混在している上に、おどろおどろしい血なまぐさいグロー効果が所狭しと頻出している有り様。

「・・・カッ!」(血を吐く)

そして、あろうことか「購入ボタン」じゃないエリア(周り数センチ)まで、無駄にクリックできる仕様になってしまっているわけです。

「・・・カッ!」(血を吐く)

奇跡的に数日経ってもなお、目を閉じればそのページが脳裏に湧き上がり苦しめられていたので、同業の知り合いにそれとなく打ち明けました。「100歩譲ってもこれはヒドい」と。

しかし、あろうことか、そのページを作った(デザイン・コーディング含め)当人が、なんと彼女だったんです。

神様はいないのでしょうか。

「・・・バタッ!」(失神)

あの時すっごい忙しくって! 時間もなくって! もう本当! だいぶ手ぇ抜いたんですよね〜! ●●さん(ディレクター)もとにかくどうでもいいからやってくれ! って感じで!

手ぇ抜いたっつうレベルじゃねえぇぇぇぇ!!!!

「自分は悪くない」「本来の能力ではない」「仕方なくこういう仕上がりになった」そう、彼女は絶対に認めませんでした。あくまでいろんな事情で実力を出し切っていないという着地へと持っていきたいのです。

そして私も、今後、むやみに仕事関連の不満話は同業者にはすまいと心に誓ったのでした。

『女は笑顔で殴り合う』という本が記憶に新しい方も多いと思いますが、今回ご紹介した一連のものは、いわゆる「マウンティング」なのでしょうか。あなたの周りにもこのような「都合の良い女」はいますか?

街角のクリエイティブ ロゴ


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