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「ドクター・ストレンジ」完璧な走りに身悶えする脳内再生の夜

こいぬまちはる こいぬまちはる


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ということで、今回は「ドクター・ストレンジ」

ストーリーとしては、高慢な天才外科医が事故によって再起不能になったあげくにお金も人も失ってどん底の時に、ネパール、カトマンドゥのカマー・タージってとこで修行したら治ったよって聞いて、すぐ自分も行って修行して魔術が使えるようになったら、地球征服を目論むあんな人やこんな存在と闘うことになってしまって・・・というお話し。

ラスボスの描写やその他、ちょっと引っかかるとこも確かにありました。でも、それを差し引いても余りあるくらい大満足の内容。

ジャッキー世代の大好物である修行シーンがふんだんにありましたし、ティルダ・スウィントンの師匠ぶりが全く素晴らしい! 肩がすっと落ちたままで繰り出す彼女の掌底打ちの、まぁ~美しいこと。肩がガチガチになってギュッとあがったような掌底打ちであれば、彼女があそこまで師匠然として見えたかは疑問です。(彼女、この掌底打ちだけをすごく練習したんではなかろうか?)

https://pbs.twimg.com/media/C4wUFwJWQAISdtD.jpg:large
出典:「ドクター・ストレンジ」公式Twitter

そして、この作品の1番の満足ポイントが「走り」です。男女問わず、走る姿が美しく、たまらなく惹かれます。歩く姿は綺麗にとりつくろえても、走るとなると体のバランスの取り方や動かすセンスが丸出しになりますから。ただ、走りと言っても「ラン・ローラ・ラン」「炎のランナー」「運動靴と赤い金魚」「ロッキー」など、走る前提の「走り」ではありません。あくまで、逃走や追跡においてせざるを得なかった「走り」です。

開始早々、敵であるカエシリウス役のマッツ・ミケルセンが走ります。これが小走りではないんです。カット割りで走ってる風に見せているのでもないんです。ガッツリ走ってくれてるんです。「ええっ! もう!?」と、しょっぱなからゾクゾクが止まりませんでした。そんでもって主演のベネディクト・カンバーバッチも思いっきり走ってくれます。「こ、こんなに? いいの・・・?」もう顔がニヤケてしまうわけです。

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