祈りの旗「ルンタ」
干ばつで犠牲となった木を象徴した、レディバード湖の周りを囲む14000個もの木が描かれた白い旗。これは、チベットの人々が自然災害や新年のお祭りなどのイベント、家族が病に倒れたときなどに、悪霊や災難を清め、すべての生きとし生けるものが平和で幸福と健康に恵まれますようにと願いを込めて掲げる「ルンタ」と呼ばれる祈りの旗をモチーフにしている。また白という色は、チベットの伝統で「水」を意味する。
日本ではあまり馴染みのない干ばつ。世界の至る所では年々被害が増大、市民の生活に影響するほど深刻な問題となっている。日本にいると身近には感じられない問題だが、この呆然と立つ白い木をみていると「水、大切に使おう」と漠然と思い立ってしまうのは私だけではないはず。
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参照元:Beili Liu Studio
http://www.beililiu.com/index.html