個性が全身に滲み出ているおっさんは、無難な服を着よう
雑誌『OCEANS』の表紙に、こんな言葉が書いてあった。
37.5歳からは「冒険服」より「無難な服」を
これには大賛成である。これまで紹介したものは王道でオーセンティックなアイテムばかりで、面白みに欠ける。しかし30代後半、おっさんゾーンに足を踏み入れ仕事人としてのキャリアを10年以上積み、これまでの苦労や喜びから育った個性が表情や仕草に滲み出ている。そこにさらに服でキャラクター性を盛り込むのは「盛りすぎ」だろう。
ベーシックなアイテムを着こなしても、個性と魅力を十二分に発揮できる年齢になっていることに気づくべきだ。そして、もう一度お洒落のスタートラインに立ってみてはいかがだろうか。きっと、若い頃とは違ったステージでお洒落を楽しめるはずだ。