「出会い」なんてコトバ、古くさいと思っていた
こちらは1992年から1993年にかけて使用された。JRの青春18きっぷのコピーだ。
このコピーは以下のように続く。「彼のこと、将来のこと、今日のごはんのこと。 この街で育ったら、どんな私になってただろう。 線路の先の物語」。10代が読んでも心にグッとくるコピーだと思うが、大人が読むとさらに心の奥をぎゅっと鷲掴みされたかのように若かりし頃を思い出す。なんともピュアなコピーだと思う。大人になってからの出会いは、何かと建前という意識が邪魔をして純粋に楽しめなかったりする。でも、純粋だったあの頃の気持ちを思い出し、建前や自分の立場を一旦忘れて初めての相手でも気ままに会話してみてはどうだろうか。
