昔からなぜかよくやってしまう癖があります。映画を観たり音楽を聴いたりすると、その俳優やミュージシャンの年齢が気になって調べてしまうのです。年齢が気になるなんて野暮かもしれませんが、同い年のスターを見つけたりするとかなりテンションが上がります。
生まれや育ちは選べないけれど、時間、すなわち年齢は誰しもが同じ速さで経過するものなので、これほど平等なものはないと思っています。年齢でカテゴライズすると、天と地くらい距離があるアーティストと接点が感じられるようになるから不思議です。
年上であればカッコいいお兄さんお姉さんへの憧れが増すし、年下であれば「自分より短い時間しか生きていないのに。それに比べオレは一体今まで何をやってたんだ・・・」と愕然し、そして奮起する材料になる。同い年であればそりゃあもう大好きになっちゃうし、その後もずーっと気に掛ける存在になります。
ここ数年で憧れが爆発した年上カテゴリーは、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のジョージ・ミラー監督で、年下カテゴリーでびっくりしたのはSuchmosですね。尊敬の意を込めて、ジョージ・ミラー御大と呼んでいますし、YONCE君ではなく洋介さんと勝手に呼んでいます。
同級生カテゴリーでは、アラニス・モリセットはもう親友のように思っていますし、少し苦手だったペネロペ・クルスが好きになり、元々好きだったクロエ・セヴィニーはだーい好きになりました。なのでレオナルド・ディカプリオがやっとアカデミー賞主演男優賞を獲った時には、同じ学校の同級生のような気持ちで本気で少し泣きました。
年を重ねるごと、新しい人達が出てくるたびに年齢カテゴライズを趣味にしていたのですが、自分が35歳を過ぎた頃からでしょうか。Over35歳の同性である女優に目がいくようになり、新たに「Over35歳女優カテゴリー」が加わりました。ポイントは「年相応でカッコよく美しい」であることで、決して若く見えたり○○歳なのに綺麗! 的な美魔女目線では決してないこと。