マリサ・トメイ
マリサ・トメイは、彼女が若い頃から大好きで、「いとこのビニー」や「忘れられない人」では細身の体から伸びる長い首が美しく、小振りな顔のパーツからは聡明さがにじみ出ていました。
出典:IMDb
彼女の凄さは、年齢を重ねた現在の方が更に魅力が増していることではないでしょうか。顔のシワやたるみを隠すことなくそのまま生かしているのです。ちゃんと年相応に見えているのに、愛らしくもあり色っぽいのは地味にスゴイ。
「レスラー」のストリッパー役で見せた47歳での完璧な全裸には心底驚きましたが、彼女に関しては“普通の人”をやらせたらとにかく上手いのです。「リンカーン弁護士」の主人公の元妻の検事役、「人生は小説よりも奇なり」の主人公の親戚の女流作家役は、どちらもあくまで普通にいそうなそこらへんの人でした。酔っ払って元夫に甘える姿や、居候する親戚の扱いに困りウンザリする彼女は、盆と暮れに会う綺麗めの親戚のおばちゃんそのものでした。