ホノルル美術館で開催される夜のパーティーとは
真っ青な海と空、眩しい太陽。ハワイといえば、リゾートのイメージしかないという人も多いのではないでしょうか。実は、ハワイでは、近年カカアコ地区を中心にアートシーンが盛り上がりを見せています。アートが大好物の私、ホノルル美術館で月に一度夜のパーティーが開かれると聞き、行ってきました。
「Art After Dark」は、ホノルル美術館にて、毎月最終金曜日の夜18時から開催されます。音楽あり、映像あり、体験型アートあり。美術館の規模を超えたフェスティバルのようなイベントなのです。着飾ったロコ達が集まり、一気に華やいだ雰囲気に!
フードブースで食べ物をゲットして中庭で談笑したり、ドリンク片手にDJブースで踊ったり。普段は落ち着いた雰囲気の美術館に開放的なムードが漂います。
ひと際、行列を作っているブースを発見。「HONOLULU PRINTMARKERS」の体験ブースです。
ランダムな模様が施してある積み木を好きなように並べたら、墨を入れて紙をセット。
簡単なのに、あっという間にお洒落な版画ができ上がりました。
イベントの内容は月替わり。今回は「HONOLULU PRINTMARKERS」の体験ブースでしたが、テーマに応じて毎回異なるブースが登場します。
ホノルル美術館内の展示も楽しめる
西洋と東洋の美術品からハワイのローカルアートまで、約6万点が展示されているホノルル美術館。「Art After Dark」の日は、夜までホノルル美術館内の展示を楽しむことができます。実は、ピカソやゴッホ、モネ、ダリなど、数々の貴重な作品が納められているため、美術館内の展示も必見です!
美術館内は、アートの暦に合わせた異なるカラーの部屋に仕切られ、それぞれ作品の時代背景を汲み取ったインテリアが置かれています。どの部屋も素敵で、ドアをくぐるのが楽しい!
こんな風に、ポップに展示された東洋美術品もおもしろいですよね。
ローカルアーティストの展示コーナーでは、ハワイらしい風景写真など、サーフカルチャーをミックスしたアートシーンを垣間見ることができます。
すべての展示を見て回って、心に残ったのはやっぱりこの絵。
南国の楽園を求めて、フランスからタヒチに移住したゴーギャン。彼の作品がこんなに似合う美術館は他にないのではないでしょうか。
ホノルル美術館では、写真撮影は禁止されていません。(三脚やフラッシュはNGです)静かにじーっと眺めるのではなく、絵を見て語り合うロコ達も多く、アートとの距離の近さを感じます。
リラックスしてカジュアルに楽しむアート! 日本でもこんな美術館の楽しみ方がもっと広がることを願っています。